ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2008年03月12日(水)  ©  繋がらない、電話。


翌日も電話の音声は相変わらずで
ワタシは、何時に無く必死で彼の携帯にコールを、入れた。
でも、いつでも其れは無機質な音声に繋がって仕舞うのだけれど・・・。

事故?着信拒否?何?
意味が解らなかった。

でも、着信拒否にしていると話中になるらしいので
拒否られて居る訳では無い、らしい。

そして4日目の夜中、仕事が終わって掛けてみると
音声は変化、して、居た。



ワタシは、1つしか知らない
彼が2台所有している事は知っていたけれど、メインの番号さえ解っていれば問題無い、と
もう1つの電話の事に触れた事は無かった、から。

予測出来る、事
其れは
女を作る度、1台の携帯の番号を教え
其の女を切りたくなったら、暫く電話を止め、もう1台で生活する。
そして、其れを繰り返して、行く。其れを繰り返して来た、の、だろう。

此れが、純とワタシが想像した1番最悪な状況。

取り合えず、切りたいなら其れでいい。
只、其処ははっきり意思表示をしてくれないと、ワタシは前に進めない。

彼と終わるなら終わるで、はっきりしたいのだ
じゃないと次に行けない、から。

ワタシは純に行った。

『圭ちゃんに電話して泰ちゃんに確認して?
 もう終わりって事でいいんですよね?って』

純は、『解った。』と言った。

最後に会った時は、揉めた、にしても最終的には普通だったのに。
笑顔で頑張れよって言った、のに。

大好きだったのにな
ホントに大好きだったのにな

涙、しか、出て来なかった。



最悪な状況は免れた、の、だろう
でも、其れは其れでおかしくないか?
ワタシと連絡を取る術なんて、考えれば幾らでもあるだろう。
腑に落ちない事が沢山、有った。

鳴らして欲しい、と、泰ちゃんのもう1台の電話番号を聞いたけれど。
ねぇ・・・何がどうなってる、訳?
おかしくない?おかしいだろ。有り得ないだろ。

ワタシには、理解出来ない事が
此処に当たり前の様に、発生、して、いる。



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