ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2007年10月08日(月)  ©  手帳に残る、彼、の小さな、痕跡。


日曜日の、午後3時前に晃邸にやって来た彼は
其の後、1度も自宅に戻る事無く、今朝の6時過ぎまで晃邸に、居た。
此れは、とっても珍しい事、だ。

久し振りに長い時間を共有した、まぁ其の殆どは寝ていたのですが。
今日は駅前で仕事をしている彼から、夕方に着信があった。
他愛の無い1日の、報告。
其の繋がりは彼の他用で『また後で掛けるわ。』と言う言葉と共に切れた、けれど。

ワタシは、出た出ないに関係無く、彼発信の連絡を大切に
其れだけがワタシの原動力であるかの様に、大切に思って居るの、だろう。
いつの頃からか、ワタシの手帳には彼からの着信が携帯に残った日には印が付いて、居る。

こんな小さな事を、些細な事を手帳に記して、仕舞う、自分。
其れに意味なんて何も無いのに、其処から読み取れるモノは1つとして無いのに
何故か、止める事が出来、無い。


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貴方が暇だと言っても、ワタシは逢いたい、なんて言わない。
逢いたい、なんて、言った事、無い。
多分、此れからも口にする事は無い、だろう。其れだけがワタシの小さなプライド。

そしてきっと、彼が求めるものは
グダグダ言わないで、求められた時に応じる、女。都合の良い、女。
今の、ワタシの様な存在、なのだろう。

言葉にして仕舞えば、ワタシの守りたいもの、と、彼の求めるものは一致、して、居る。

でも、其処に存在する気持ちと理由には、大きな違いが有る、けれど。

午後10時、物凄い酔っ払っている彼から着信
『晃ー超酔ってるわー。』
『今日は飲まないんじゃなかったの?』
『いや、遠出してたんだ。』
『何処に居るんです?』
『●●ー。』

其れは、此処から100キロ離れた処
何で車で2時間も掛かる所で、飲んでるんでしょう。汗。
しかも、車、で。馬鹿なのか?

『起きとけよー。』
『あぁ・・・はい。』

来るんだ。汗。
てゆうか、本当に来るのか、かなり疑わしいのですが。


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『何処です?其れ。』
『今朝な、トイレ行って全部使ったんだよー。無かっただろ?』
『あぁ、うちですか。』・・・ハニーって誰だよ。
『俺が換えるからー。』
『もう、ワタシが換えたよ。』
『そうかー、嫌いだー。』・・・換えちゃいけなかったのかよ。
『知ってますよ。』・・・何でこんな話をしなくちゃいけないんだ。
『嫌いか?』・・・嫌いだ、じゃなくて嫌いか?と聞いてたのかよっ。
『嫌いじゃないよ。』
『嫌いなんだなー、もういいっ。』

プチっ。
電話、切れました。掛け直しませんけど。

此の、くそ酔っ払いがっ。

職業ホステスのワタシが言うのもなんだけど
ワタシ、酔っ払いが、大、嫌い、です。



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