コミュニケーション。
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今日書きたいことはいつものポエムと自意識ライジングが1.5割増しになっていることを、 最初に書いておく。
あの後さらにいろいろあったが、 弟は案外安定しており、もう次の職場に行っている。 行けない、と寝込むかと思ったがそうでもなかった。 もともとがタフでまじめな子なのだから当然だ(どや)
親は結局夫の援助を受けたが、 弟の就職や、その他の金策の見通しがよかったことで、 夫の怒りも少しだけ収まり、 諫言は必要最低限だけにしてくれた。 親もおとなしく聞いていたので、その場は平和に収まった。
だが、基本的に夫が寛大に対応してくれたことは一生忘れてほしくないし、 私の心残りは変わらなかった。 自分の親を否定することは自分を否定することだが、 否定せずにこの家にのうのうといられる気もしなかった。 夫はかなり「お前は悪くないからお前は責めない」と強調してくれ、 話し合いでも「妻の立場を悪くしたくないがために全ての援助をする」と言ってくれた。
結婚した当時、結婚式を挙げなかったことを、 実家の親は長々と恨んでいたようだが、 (夫婦二人の総意だったが、数年後に流れで挙げたときに親から言われた) 結婚式のときよりも、妻として認められているのだ、という気持ちになったし、 大事にされている、と実感した。 式を挙げたって離婚するカップルはいるのだ、と言っていた夫は、 きちんと行動で示している。 夫と、そんな夫を育てた義両親を、心から尊敬する。
話し合いが終わり、一山超えたか…という気分にはなったものの、 金策がうまくいったわけでもなし(あくまで展望がよいだけ)、 期間的にも長く続くことであり、 実家の親からの鎖を感じて、暗澹としていた。 あんな親の子どもではありたくない、と思えば思うだけ空しいし、 金策の展望がよいと聞いたときには、 あの家が助かると思えて嬉しくなった自分が、悲しかった。
これから毎日、夫の優しさと子ども達の天真爛漫さに助けられながら生きて、 (書いてみて思ったが、今までと変わらないのでは) このもやもやとした思いを消化するためにいろいろと頑張って暮らすのか、 などと、 暇つぶしの内職をしながら考えていたら、夫から呼ばれた。 可愛い俺のまりあちゃん、と。
夫は、わずかな時間で、私の頭を個人主義に戻してくれた。 私はあの家の娘であるが、今はこの人の妻なのだと実感させてくれた。 夫にそんな気はないのかもしれないが、 夫の感情の昂ぶりが私の気持ちを救う、こんな符合は奇跡だろう、と思わせてくれた。 何より、私はここにいていいのだと。
少し前、夫が私を愛していると思っているのは錯覚に違いないと書いた。 PMSの時期の甘ったれた文言だったが、別に嘘を書いたわけではないとも思っていた。 そんなことを書いたから、こんなことになったのではという気すらする。 セックスではなく、 トラブルからは守るという姿勢を見せてくれた。 問題の始まりからこのときまで、ブレなかった。 私は今回のことで夫に頭があがらないが、それ以上に、 愛されているとわかったし、信じるし、 もっともっと夫を愛し、尽くしたいと思う。
問題の起こる前、 今度の結婚記念日は丸10年だね、何かしようね、と話していた。 きっとこれまでの記念日とは違う日にできる気がする。
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