コミュニケーション。
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山を越えて、もう思い出したくないとばかりに、 以前の日常を取り戻そうとしている。
いいことも少しはあった。 あの女とやりあったあと、 むしゃくしゃする気持ちと、長年の恨みを晴らしたみたいな気持ちが混在して、 昇華するために、私の手は高枝切バサミを取った。
今住んでいる家の庭はかなり広く、 私に負えるものでは全くないので、草も伸び放題になっている。 しかし草の背が伸びれば気になるし、邪魔にもなるので、 一応、いつかやらなきゃ、とは思っていた。 そのときがきたのだ。
準備が悪いので、軍手すらない。鎌もない。 あるのは、知り合いからいただいた高枝切バサミだけで、 これが本来の使い方でないことは私でも知っているが、 使えば、素手でも切れる。 とにかく、切りたい。
その日は玄関前の草むらがすっきりとした。 高枝切バサミでも十分に使えるほど伸び、太くなっていたのだ。 後は、そこから伸びる家の脇と、メインの庭と、裏庭、と山積しているが、 とにかく一箇所終わった、という気持ちになれた。
日を空けて、メインの庭の、気になる大きな草も刈れた。
弟は次の職場に元気に行っているようだが、 親からの連絡はない。 かんばしくないことは予想がつくので、あえてそっとしている。 弟に弁当の差し入れなどしている。 高校生のころ、私が作る弁当をよく喜んでくれた。 今もまめにお礼の連絡をしてくる。 本当にいいこだ(どや) これからゆっくりと、頭のねじを締め直していってほしい。
わかっていたことだが、空気が冷えだして、 子供たちが鼻水をたらしたり咳をするようになった。 毎日予防に奔走して、健康に感謝する日々の始まりだ。
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