コミュニケーション。
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2007年11月18日(日) チクリチクリ、秘密の棘。






優ちゃんの機嫌は悪くなかった。
あたしのテンションがおかしかった。


まず声が高い。
口調が甘えっ子。
やたらベタベタ。
そしていきなり泣き出したりする。



文字にするとまったく手がつけられないような気がするが、
会話はいつもと同じだったからか、
優ちゃんはベタベタに応じてくれ、
泣き出したときも、しつこく尋ねはしなかった。
ボロボロ零していたわけじゃないけど。







「それ言ってたの、別の女の子じゃ、ないよね?」


優ちゃんとのふざけ合いが、
いつもよりチクリとした。
だからこんなセリフも飛び出した。


優ちゃんは、いや、絶対にマリだ、と笑って言い張ったので、
セリフの可能性を追求するのはやめた。
まぁいいけど、とお風呂場に消えた後、
こういうのやめるって決めたのになぁ、という気になって、
変なこと言ってごめん、と謝りに出て行った。


時計を巻いていた優ちゃんに抱きついたら、
笑って、
「ゆっくり入って来い」
と言った。







不安定な理由は決して言えなかった。
またそんな秘密を増やした自分が嫌だった。
お風呂に1人でいると息が苦しくなった。


優ちゃんは、何かを感じたのか、
髪を乾かすあたしの後ろに、ふっと立っていた。

「どうしたの?」

と聞くと、去っていった。
あたしが1人を選んだから、聞けなかった、のかもしれない。







季節の変わり目で、優ちゃんの体調は絶好調じゃない。
眠れないので、また寝てるあたしにちょっかいを出していた。


「若い方がいいとか考えてんじゃないか?」


それは、眠る直前、
何百回と避妊せずにヤったけど失敗しなかった、
と豪語した男のセリフにはふさわしくない。
このへんの考えの違いはまた今度書くけれど、
とにかくあたしは寝ぼけ眼で、

「考えてないよ」

と答えた。
その後は覚えていないから、眠ったらしい。
今考えると、
あたしの様子がおかしかったから言ったこと、だったかな。











…不安定な理由。
優ちゃんはまったく関係ない。
あたしの体調も関係ない。

ここにきて登場するか?という男。

月 野 さ ん だ。


詳細は書くほどのこともない、
浮気もしてない。
けど、あの人の中のあたしの位置付けが本当にわからなくなって、
関係はなくても、
これからの付き合いを切れないなら、
もしかしたら優ちゃんとの付き合いに影響するかもしれない。
そんな不安が渦巻いてる。

愛してるのは優ちゃんだけ、
そう言葉にするだけではダメなのだ。
わかってる、痛い目見たんだから。



月野さんの前では、
思い通りの女の子をやれることも、ため息。
優ちゃんの前で、こんくらい元気になれればなぁ…
何をかっこつけてるのか、
何を甘えてるのか、
それはある意味、素のあたし、かもしれないけど、
伝わるわけないんだから。



甘ったれのままでいちゃいけないんだ。
痛い目見たんだから。
あんな後悔はもうしないって、決めたんだから。





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照れ屋なので、ねだらないと言ってくれなかった!
でも、ありがとう^^



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なんだかんだで見守ってくれるお兄様(現在モキュモキュ中)へ

私のためにありがとうございました!♪
早速トライしますねー♪
写真、アップします!^^


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