コミュニケーション。
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2007年10月21日(日) |
それを大人っていうんだよ。 |
「でもね、優ちゃん。
私今、すっごく幸せ」
優ちゃんは何も言わずに、 頭をぽんぽんと叩いた。
私は満足して目を閉じた。 もう深夜の2時だった。
こんなことを言ったら何て思うだろう、 嘘っぽく聞こえないかな、重たく思われないかな、 そんな風に考えすぎる私にしては、珍しいセリフだった。 するんと出ていったそれの行方を気にすることもなかった。
でも、それからしばらくして、 優ちゃんが私の左手を捜して、 しっかりと握ってくれたのは、やっぱり嬉しかった。
あのねぇ、自分でも不思議なんだけど。 あなたの胸のなかでは、 ドキドキと安心が同居しているよ。 それはいつか、いつか感じたことがある気がする。 あなたには言わないけどね。
***
優ちゃんは、私のことが大事だから、 「大事子」と呼ぶ。(何でも子をつけるのが好き)
照れくさいので、 「日本のアラン・ドロンさん」 と呼んでやった。 いやマジで似てると思うんだけど? と弟に言ったら鼻で笑われた。 さすがに言いすぎかしら。
明日も事務です、頑張ります。
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