コミュニケーション。
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2007年09月18日(火) 縁結びの神様?







優ちゃんと出会ったのは、
派遣の仕事で行った、
ユミちゃんの住んでる街のスーパーだった。


寺島から聞く限り、
ユミちゃんの家からは遠く離れているので、彼女が来たりとかはないけど、
気分的に嫌だった。


この仕事は、毎回違う場所が基本のはずなのに、
2週間おきにそのスーパーに派遣された。

仕事だから行ったけど、
彼女が来ないこともわかってたけど、
嫌なもんは嫌だった。
この街に足を踏み入れるのが嫌だった。



3回目に、優ちゃんに会い、
4回目に、事務の話が出て、
5回目に、会社に遊びに行く約束をした。



この街が嫌だったから、このスーパーにしてくださいなんて言うわけない。
そもそもお客さんが少なくて、
あたしは、自分の給料ほども売ることができなかった。
酒担当の人からもバカにされていた。


なのに、何で連続5回もここに派遣されたのか、
よくわからない。
多分、そんなに深い理由はない。






優ちゃんとこないだ通りがかったとき、

「縁結びか」

と優ちゃんが言った。



その前に通りがかったときは、

「初めて逢った場所だよねぇ〜」

とかなんとかあたしが言ってたくせに、
彼が言うと照れてしまった。





仕事的にも私情的にも嫌だったあの場所を、


「縁ってあるんだなぁ」


って思いで見つめることになるとは思ってもいなかった。












派遣の仕事は、とにかく元気が大事。
あたしはスーパーでかなりの声を張り上げ、
お客さんに笑いかけ、
ご機嫌を取ろうとしている。


そんな自分を鏡に映すと、とても可笑しい。
なんてったって必死なのだ。
それだけじゃ売れないのに、だ。
そう思ったことが営業を休むきっかけだった。




「好きなことしてるマリはさ、輝いてるよな」



そのセリフは、
仕事ぶりを見たことがない寺島君にも言われたことがある。



「そうかな?必死だし、やけくそだからあたしは嫌なんだけど」



あの、
髪の毛をふりみださんばかりに必死なあたしを見てる優ちゃんが、
見初めてくれていることは、
やっぱり嬉しい。

早く忘れてよ、と言ってはいるけれど。




「その必死さがいいんだ」



ありがとう。






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覚えてねぇぇぇぇぇ


そんな
仕事ホルモン100%なあたしをリピートしないでっっ


つーかマジ
なんだ、そのセリフ…orz
やっぱ営業向いてないって(涙)



赤面して顔を手で覆うあたしを、
優ちゃんは笑って、頭を撫でてくれたのでした。
ちゃんちゃん。





雪絵 |MAILHOMEBLOG

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