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日々闇雲日記。

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2005年07月06日(水)
アン?

 どうも。
 冷コ(関西弁ではアイスコーヒーのことをこう言う)ばっか飲んでるせいかなんか下痢気味の管理人です。
 管理人の実家は元飲食業でして、コーヒー煎れる機材は人んちより揃っており(電動コーヒーミルもある)、しかも今年の夏はどう気が向いたものか、おかんが自家製冷コを作り置きしてくれているので、冷蔵庫を開ければ、夜中だろうといつでも本格コーヒーが飲める贅沢な環境。
 あと、品揃えが加糖とか低糖とか微糖しかなく、「ペットボトルの無糖コーヒーはないんですか」と訊いたら、その数日後、早速店頭に入れてくれた近所のスーパー、どうもありがとうございます。
 これで今年の夏は早くも、カフェイン禁断症状に陥ることだけはなさげです。
 そんな違いのわかるゴー○ドブレンド(♪ダバダー)な管理人ですが、ペットボトルの砂糖入りアイスコーヒーのパッケージに書かれている、低糖微糖の区別がつきません。
 いや味の違いがとかいう問題ではなく、
「何となく微妙に甘いってんならどっちでもいいじゃねえか」
 というか、わざわざ元手を掛けてそんな微妙な違いのもんを作るなら最初からお客様も、
「無糖に砂糖入れてお好みの甘さにすればいいじゃねえか」
 とか、かんなりどっちでもいいレベルの高い疑問が頭をもたげてしょうがないんですがこの夏。
 ほんまどうでもいい話ですね。わかってたんですが何となく書いてみました。はいすいません。

 さて外壁営業課、最後の仕入売上(渾身の残業)と買掛金の支払い処理、在庫差異の解決というヤマを終えてほっと一息、現在、来週のおひっこし(異動)を控えて、ひたすら肉体労働(荷造りと残務処理)中。

「ああ、これでもう仕入売上しなくていいのねえええええええ!!!!」

 なんつー事を言いながらも、脳に叩き込まれたトラウマスピリッツ発揮で、今月末も仕入売上端末叩いてそうで怖いよあたしゃ。
 今日も1分で終わる超簡単な仕入売上であるにも関わらず、月末月初と在庫処理で燃え尽きたか頭が半分眠ってたせいかして、何度も何度も失敗しては修正し、取消伝票入れたら無駄伝票7枚ぐらい出しちまったしなあ、ってこの期に及んでまだやってんのかそんなヘマを自分。
 まぁ、そんなことをなんだかんだ言っても、人間関係は良かったお陰で職場は楽しかったし、むしろ今になってちょい寂しいですが、色々と勉強できたという事で前向きに考えようと。

 というわけで今日は、前にもちみっと書いてた転職活動みちみち日記。
 転職しようという意思を書いたのは半月前くらいの日記ですが、実は水面下で1ヶ月近くやっとったりします。
 んで私の場合、転職回数3回、しかも色々方向転換とか業種転換とか異動とか再契約とかをしとる、要は一見何をしてきたかわからん職歴なので、まずは「結果はさておき場数を踏む」、という事で、ちょっとでもアンテナに引っ掛かった求人へ次々と応募書類を出してみると、クリエーター系職種の場合、打率6〜7割の確率で面接までまだ漕ぎ着ける事が判明。
 反対にこれが一般企業の事務職になると、なまじ派手かつヤクザな前半の職歴無駄に四大卒が災いしてか軒並み書類で全滅だな。まーこれは、今の会社に入る時までの3〜4ヶ月間もそうだったんで、改めて、自分が不向きだと思うことは企業も不向きだと思うらしい事も改めて判明。
 んで、引っ掛かる面接は片っ端から受けて、内定したりその業務に就いて自分が能力を発揮できる可能性が薄い、もしくは自分が本当にやりたい事か疑問なものは消去していこうと試みて、やはりクリエーター職の場合、話は途中までは結構はずむ。
 が、

「小説が絶対に書けなくなるほどの残業」

 というのはお互いネックになるという事で、

「仕事でものづくりしながら小説をジャンジャンバリバリ鉄板無理だ」

 という事が嫌でも数年ぶりに再確認できましたのことよ。
 ・・・・・・・・・いや、体力と気合と根性でできるのかもしんないけど、つか私の場合、最初の項目から決定的に欠けてるし。
 だいたいんなもんあったら、会社に面接なんか行かぬ。最初から小説家になってるよとか身も蓋もないこと言ってみるけど。
 自分で認めてしかも正当化できるようになるのに数年かかり、今も誇りを持ってお仕事されている本職クリエーターの方や、または目指して奮闘中の方とかには、ちと言いづらい事なのだが、所謂クリエーター職って、なんか、そうあるべく必要な根本的なファクターが私の頭の中に欠けているというか、要するに性格的に向いてないと思うしな。
 100時間残業や会社泊まりや休日出勤が普通の仕事に就いてまで金儲けに使うぐらいなら、内容や収入はともかく世間並みの時間帯に退社できる会社に就職して、空いた時間でおもっくそ好きな小説書くっちゅー話で。
 で、今回履歴書にフルに使っている、本人すらもすでに忘れている過去の栄光「賞を貰った」という事は、小説家として最低限の技能を有している証明を手に入れた過ぎないという記述を読んだことがあるが、自分の場合、それを何にも応用できていないというか、今の自分が果たしてそれであるのかすら疑問というか、むしろその疑問を晴らすために、今やっている話を書いているんかもしれんなどと今ちょっと思ったというか。
 なんしろ自分の本、いまだにご丁寧に叩いてくださるネット素人書評さんありますし。
 いや有り難うございます。いまだにこんなチンケ野郎に興味持ってくださってる上に、頼みもしないのに名前まで広めてくださり、しかもお陰様で、人生生きてく上で必要な色んな事を勉強させていただきました。
 善意に敷き詰められた道は地獄に堕ちる。まったくもってその通り。
 しかし不思議なことに、そういうやつに限ってほぼ100%の確率で、プロフィールに「小説家志望」とか「オンライン作家」とか書きつつも、自己満足的思考の垂れ流しな内容を、文体以前の単語の連なりか、人に読まれることを前提としていないかのような難解な装飾文でごてごて飾ったもんを、「小説」と称して堂々と晒してんだよな。
 どういうわけか。

 人の足ひっ張ってる暇あったら、他人があなたの足をひっ張ってみたくなるだけのもんを書いてごらんなさい。アン?

 ・・・・・・・・・・・話が脱線した。
 とにかく私の能力は自分の妄想(物語)以外に別に発動するもんでもなし、

「決められたスパン内でコンセプトやテーマに従い、依頼側の要求通りかそれ以上の結果を出す」

 というのが、プロの仕事の絶対条件であり、その為に時間を犠牲にすると自分が本当にしたい事が出来なくなる、ってのを最初から半分知りつつ、話を聞くために応募するってのは、お忙しいのにきちんとこちらの話を聞いてくださる企業さんにも、我ながらすごく失礼な気がしてきたわけで。
 昔、チャットなどで小説家志望とかいう人の何人かと話をしていた時期があるが、

「自分の作ったモノでお金を貰うことがプロ」

 と言う人をたまにちらほら見かけたが、順番が逆の気がすんだよな。
 上に書いたことが繰り返しできるだけの力量と経験値、そして自分の仕事が好きだからそれに対する真摯さがある、だからこそ一貫して信用できる、そういう人間にしか依頼をする側は絶対に金を払わないし仕事を与えない、つまり、

「プロの作るモノだから金を貰うだけの資格がある」

 ってことだと思うんだがなー。
 意味は似ているが、全然違う。
 具体的に言やあ、新人賞かなんかで賞金取っても、その時点でプロとは言わんし言えんだろ。
 それでもまあ、面接なんか行ったら、他の職種とかを回してくださるところもあるのだが、小説が書けるからキャッチコピーとかも書けると思うのは、「寿司職人にイタメシフルコース作れ」と言ってるのとかなり似たもんがある、と何年ぶりかにクリエーター会社巡りをして最近、身に染みて思い始めたわけでな。
 小説を書く能力は、小説にしか使えん。
 ならば自分はその能力を生かす。その為にはクリエーター職はやっぱ無理だと思う。
 とか言ってんのに、

「コピーライティングなんか、どうですか?」
「当社はカタログや社内報なども手がけているのですが、編集業務やライティングなんか興味あります?」

 だから私が応募したのは、おたくの営業事務の募集なんだって某広告プロダクションさんよう、アン?

 ・・・・・・・・・それが昨日の話。
 こげな感じで、「ああもう落ちる」と帰りは決め込んでキーフェル(喫茶店)でコーヒーすすりながら、ムラマサ開いて現実逃避してたのだが、なんかその数時間後に通った旨の電話がケータイに来まして、来週は嵐を呼ぶ最終面談に突入であったりする。
 まあ、生活はものすごく差し迫った状況でもないから、決めてないし決まったわけでもないけど、とりあえずこんな半端者を相手にしてくれたのは有り難いとは思ってまさあよ。
 さて、どうなることやら。