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日々闇雲日記。

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2005年04月10日(日)
でも拙者、お嫁さんとかまだなる気ありませんでしたから――――!!(ギター侍調に)

 どうも。
 連日の残業漬けにキレ、本日Kさんから無理矢理有休をむしり取った管理人です。
 いくら連日残業、仕事も面倒、自分しかできない仕事があるとはいえ、支払処理とか納期とかなければ「くれ」と言えば簡単に取れるところは、やっぱ事務職は楽だと思わざるを得んな。
 ま、要するに、疲れが溜まっていたのですね。
 そんなわけで午後まで爆睡して、男から携帯メールが来ていたので返信打って、用事があったので図書館と銀行行って帰りにファミレスで考え事して、コンビニで化粧水と乳液セット買って、と久々に優雅な生活を楽しんでみました。
 んで、日記も久々に連チャンで更新。
 ギャー、やっぱ文章書くのたのしー。
 仕事とメールに追われて小説さえ書く暇もなかったからなあ。ビバ一人の世界。自己満足万歳。

 さて、報告するなり方々でくわっと目を見開かれて「なにィ(少年ジャンプ調)!!!」とぶっ飛ばれたんであるが、私の男の話をしよう。
 よそんちの掲示板では書いたのだが、「一応自分のサイトで何も書かんのもどうよ」と思い、「日常生活で書ける事は全てネタにする!!!」が私の文章のモットーである以上、ここでも包み隠さずぶっちゃけてみる。

 というわけで、今回は新しくできた管理人の彼氏、I(仮称)の話である。
 このI、見かけは「エレファントカシマシのボーカルの人をもっとむさくした感じ」と身内は言うが、私は昔の岸谷五郎に似ていると最近思う。
 さらに言えば10歳年上、しかもバツイチである。
 まぁ、惚れたところは、鬼のように仕事が出来るところと、趣味(HM好き)と話がやたらと合うところと自分のことは自分で出来るところと、なんつーかこう、気が合って向こうのペースに押されて色々と喋っているうちに、

「私はコイツとなら、やっていける!!」

 という根拠のない勘とゆーか、確信を持つに到ったわけだな。
 でまぁ、その時会社を辞める事はすでに決めていたので、一か八かのギャンブラー精神で、会社の携帯番号表から電話番号をパチって行動に出たのであるが、根拠のない勘だけで、

「1年間顔も見ずにいた男を女の方から口説きにかかる」

 という行為は、どうやら世間一般のおなごから見ると結構イレギュラーなことだったらしく、身内には、

「あんたにはカルチャーショックを受けた」

 と言われましたね。

「女たるもの、己から口説くべからず。普通は惚れた男に言わせるように仕向けていくものよ!!」

 そうなんですか?世間一般の男女の仲とわそういうもんなんスか?
 恋愛経験の数はないに等しく(いやさすがにゼロではないが)、その道に関しては相手に1週間で見抜かれた「箱入り娘」な私が、そんな日本人ちっくな根回し作戦なんぞしてたら、男が出来るのは棺桶に片足突っ込んだ頃だと思うぞ。
 この前の日記でも書いたかもしれんが、私は、

「結婚なんて真っ平御免だね!!だって色々面倒臭そうだもん!!!

 と本気で思っていたのだが、女と生まれた以上、結婚願望や恋愛感情がまーったくない訳ではなく(まぁ他の女の子よりはかんなりやる気が低いらしいことは認めるが)、でまぁ、会社辞めると決めたとき、

「連絡取れなくなる前に、付き合いぐらい繋いでおこっかなー。ダメモトだしー」

 って程度で、それも、

「バツイチだから結婚なんざ簡単に考えんだろうけどな」

 などと高をくくっていたのだが、きゃつはきゃつであっさり裏切り、3日目、私に「結婚しよう」と言い、その週の日曜には、的に当たりすぎておたおたする私を後目に和菓子持参スーツ姿で我が家に参上しやがり親の度肝を抜いて、現在に至るわけである。
 親はなんしろ、結婚するはずはないと決めつけていた私が、よもやそういう相手を見つけてくるとはそれこそ予想の範囲を飛び越えていたもんで、「こんな変わった子を貰ってくれるだけでも貴重な存在だ!!」という感じなんだが。
 で、相手も何でそんな、「出会い頭に頭突き+アイアンクロー」みたいな真似をしたのか、さすがに私も理解の範囲内をちょっと超えていたので、恐る恐る訊いてみた。

「俺はこれから独りで生きていこう、と決めた日があった」
「うん。それで?」
「でもその数日後、君から電話がかかってきた。君は自分のやりたい事をやっているし、普通の女の子と違うところが気に入っていたから、これは運命だと思った。だから結婚しよう」

 ・・・・・・・・・・・つまり、私の今までのなりふり構わぬ闇雲っぷりがストライクゾーンだったという事だろうか?
 「バツイチであるからには結婚には懲りているはずだ!!!」というのは、こっちの勝手な思いこみだったというわけだな。どうやら。またひとつ人生勉強しました。すいません。ごめんね。
 だいたい独りで生きていこうなんてわざわざ決めるあたりが、かなりの寂しがり屋だということで、暇さえあれば携帯でメールとか電話とか掛かってくるくる。
 んで、お互い安心感に浸りながら、家で飯作ってもらって煙草吸いながら衛星放送のBBC見て、肩もんで貰って腕枕もしてもらって、

「はーありがたやー」

 とかうっとりしているのである。
 すいませんね。のろけですね。ラブラブですね。ええそうですとも。
 とりあえずこのまんまでいいそうなので、貴重な人材なことだし、色々難しく考えるよかぁ、大事にしちゃろーかなと。
 ・・・・・・・・・まぁ、こんな事言ってるが、万一しくっても、人生経験の一つと言うことで良しとしとこうや。