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日々闇雲日記。

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2005年03月20日(日)
わからん

 ・・・・・・・・・ああ、昨日からやたらと鋼鉄魂。
 という事で結局、昨日書いていたキャメロットのCDも、値下がりしてた事だしえいやと買っちまう。
 昨日のストラトヴァリウスと言い、私がツボを突かれる系統のHRはなんか似たような傾向があり、それが、

「メロディック・ヘヴィ・メタル」

 と言い表されるとゆーのも知っちゃいるが、アイアン・メイデンだろーとマリリン・マンソンだろーとレッチリだろーと、メガデスだろーとメタリカだろーとエアロスミスだろーとボンジョビだろーと、ニルヴァーナだろーとブラック・サバスだろーとヴァン・ヘイレンだろーと、ダブルディーラーだろーとブラインドマンだろーとラウドネスだろーと陰陽座だろーと(その他諸々以下略)、要は聴いて脳内麻薬が出れば、呼び方なぞ何でもいいんです。
 単なるミー&ハー子ですので。
 ミーハーついでに、金もないのに別のメロディック・メタルのオムニバス盤も買ってみる。
 ああ、金はなくなるけど幸せ。らんららら。

 まぁそんなわけで、今日は小説の中間報告でも。
 小説の話するのあまり気が進まないけど、自己観察のために書いているという名目上、それになんしろ自分の日記である以上、別に書いちゃいけない理由もない事だしな。

「とりあえず、書きたいことより書けることを書こう」

 と思った今年の1月半ばから1から書き直し(考え起こし)を始めて、なんだかんだでクライマックスまで、「だいたいこーゆー話かな」とゆーところまでは行き始めとります。
 前のプロットまでは、資料集めから始めて数年がかりだったが、今回の1から書き直しは2ヶ月でここまで来てるから、やっぱ、私は道楽(現実逃避)モードでやった方が、真面目に取り組むよりはるかに早い。
 ふはは。ふははは(乾いた笑い)。
 恐るべし、道楽モード。
 見事なまでに煮詰まっている現実生活が、逃避っぷりにターボをかけてます。
 ・・・・・・・・・まぁ、考証や設定の面なんかでは、今までの積み重ねもあるんだけれどもね。勿論。
 「面白く書こう」「いいものを書こう」とかいう変な精神的な制約を取っ払っとるので、これでできなきゃ不思議というか、もともと好きなことだから、前に比べてそんな小説書くのが苦痛ではなくなってるとゆーか。
 前は、人がいるところでは気が散って、絶対にできなかったのだが、会社でも気が付いたら(昼休みや定時以降に)書いとるし、やる気が起きれば月末月初の残業地獄でもやっとるかと思えば、休みだろうとやる気が起きなければ何日もやらんしな。
 あー、とろい。
 自分が書くの遅いのも、思い切るのも遅いのは、もはや嫌気が差して突き抜けてるから、もう諦めモード。
 よっぽど今までの方が真面目に考えてたし、周囲のことも気にしてたけど、もう何をどう言ってもしょーがないんだから、自分の中で確実に一番早く書ける方法を選んだっつー、それだけ。
 何だかんだ言っても、最後は結局、書いた奴が偉いんだからね。
 こういうのって、やっぱ、やりたい放題とか言うんでしょうかねぇ。
 何にも知らない人から「いいなー」とか言われたりするんですが、本気でやりたい放題やるのって、全然楽でもなければ格好いいことでもないぞー。
 ・・・・・・・・・いかん、やさぐれモードになった。
 とにかく今のこの微妙な状態は、そんな事をやってきた上での選択であり精神状態であってだな、しかも全て自己責任なんだから、それで勘弁してあげてくれ。

 従って思い入れがあるネタでも、前よりかは削る余地が出てきて、自分が今まで書きたかった、目論んでいた事より、はるかに無難なもんに落ち着きそうだなと。
 前にもこの日記で書いたと思うが、また今日思ったのが、

 書きたいもんと書けるもんは違う。

 そもそも書けなかった最大の要因が「書きたい」ことを優先して、自分の適性と周囲をあまりにも見なかった事だから、別に後悔はしちゃいないんだけど、捨てたものに未練がないと言えば嘘になる。
 だから、供養も兼ねて一応、白状しておく。
 本人は、あの歴史上の事件と民間信仰(陰陽道、天台密教、修験)に伝わるある国家鎮護の神(祟り神)を繋いで、退魔の物語を書きたかったのだよ。
 まぁ長い一生、いつか使うこともあるかもしれないから、あまり詳しくは書かないが、民俗学とか民間信仰とか、1年半ぐらい暇を見て、本を読みあさっては勉強したのだな。
 東京都の地図まで買って、民間信仰にある北極星を中心とする大江戸魔法陣も作ったし、あの神社と神社と神社が繋がれて、すごく面白え江戸の結界が出来たので、それを書きたかったわけですよ。
(話がわからん人は加門七海の『大江戸魔法陣』シリーズを読んでみよう)
 先代の音羽の旦那も「面白い」と言ってくださったのだが、全部没。
 ぜーんぶ没になりそう。
 この話の流れじゃ、出して来ようがない。
 理由は、あの歴史上の事件と、そのオカルト的要素の接点が、どうやっても難解になってしまったって事と、無理に話を作ると、設定過多の上に支離滅裂になって面白くないっつーか。
 ネタの前に完全に敗北。
 これは、良くあることだとは思うが、かなり屈辱。
 いや、出来ないことはないと思うし、いまだに「隙あらば入れたろ」と目論んでいるのだが、なくてもそれなりに話が成立するってのは要らないって事だろな。
 ということは、

 何だったのさ、あの浪費された6桁単位の資料代と年単位の時間は。

 長々引っ張ってこれが言いたかったんです。ええ、これが。
 確かに勉強にはなったし、ネタ元の貯蓄にはなりましたが、それを使えるチャンスなぞこの先あるかどうかわからんし。いいよ、無駄の積み重ね、それこそが人生だよハハハン(ちょっと泣く)。
 しかし諦めモードに入る歳でもないし、そこまで投げた考えで最初から書くのもつまらんので、どう努力の痕跡を差し挟もうか、紙見ながら四苦八苦しているわけだけどさ。
 ・・・・・・・・・・全然諦めてねーじゃん。
 ま、未来のことも過去のことも、人のことも自分のことも、何もかもわけがわからんまま書き進めてるからな。
 さほどおかしな事にはならんと思うが、どーゆー話になるのか、あんま今のところはわからん。
 何もかもが、一寸先は闇。

 まぁ、会社も何だかんだ言ってギリまで行ってみることにしたし、もちっと時間掛かりそうだが、明日にはCDも2枚届くことだし、脳内麻薬出して詰めに入ります。
 ちなみに小説コーナーに置いてある没原稿には、結構そーゆー勉強した要素が入ってますので、興味を惹かれた方はご覧あれ。