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日々闇雲日記。

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2005年02月27日(日)
カルーセルに負ける日

 今まで使っていた洗顔料がなくなったので、薬屋で『特選蜂乳クリーム石鹸』を買ってみた管理人です。
 これは昔、テレビでカルーセル麻紀が「ご愛用」と言っていた品でして、その時からどんなもんかと気にはなっていたのですが。
 紫色のあやしげ時代を感じさせるデザインの瓶には「洗顔後もさわやかな香りが残る」とか何とか書かれてあり、確かに臭いというか香りが残るんだが、あの、これ、「さわやか」という形容より、昔、母方の婆さんの家にあった固形洗顔料を思い出させる臭いなんですが?
 使ってみたおかんも「昔の安香水の香りがする」とか言ってますしですね?
 しかもぬるま湯でしっかり洗い流して半日ほど経つのだが、まだ残り香がぷんぷん匂うし?

 なるほど。確かにカルーセルっぽい香りだ。

 ・・・・・・・・などと失礼な事を思ってしまったが、かなりレトロチックなこの香りは濃厚な熟年の色気を彷彿とさせる、という事を言いたいだけでして、カルーセル麻紀自体には何の怨みもないですよ、ええ。
 むしろ、女のはしくれとして、年齢も肉体的性別も超越したあの美貌と若々しさに敬意を覚えるからこそ、ご愛用と聞いた石鹸を買おうと思った訳ですからね。
 ・・・・・・・・でもこの臭い、自分、正直、結構きびしいッスわ。
 ・・・・・・・・とりあえず、まだたっぷり残っているので、使い切る頃には香りにも慣れていることを祈りつつ、カルーセル目指してガンガン使おうと思います。

 ・・・・・・・・・ああインフルの余波か、今日も何か気持ちが悪い。
 だるくて日中何もする気が起こらず、あろうことかテレビなんぞ見て時間をダラダラと潰してしまったよ。
 しかし中途半端に見てるから、どんな内容観ても全然面白くねーでやんの。

「まあ、そういう日もあるわな」

 と思えるようになったのは、実はここ1年ほどであったりする。
 で、天下のタワ○コさんのお陰で届いたので夕方から『修羅雪姫』サントラの序曲なんぞ聴きながら、虚空に目を据えつつ考え事して、煮詰まったらドクターグリップ握りしめて大筋を書いているわけだが。
 ・・・・・・・・いつの間にか考えてる事がよそ事になって、気が付いたら日記など立ち上げてちゃら〜っと書いてしまっているわけなんだな。これが。
 何もしないで考え事(だけ)をするって結構、集中力要る。
 しかもやる時って、大体疲れていたり体調が悪かったり、何より今の本人が大抵後ろ向き思想まっしぐらなのでやる気になるまで相当時間がかかるのであるが、悔しいことにいざやってみると、実に楽しい。
 叫びたくなるほど楽しい。
 ヤバいぐらい楽しい。
 やはり、「書きたい事」と「書ける事」って全然違う。
 今までは、「書けること」ではなく、「書きたいこと」ばかりを優先して話を作ろうとしていた訳でして、もうこの際「書き上げられればいいや」ぐらいのいわば諦めの境地ですね。
 結局、どんなに頑張って何年越しに調べ物をして題材を用意して鼻息荒くいようが、いつまで経っても書けない者より書いた者が偉い訳ですし、結局、物語というのは人間を書かねばしょーがないという事でして、で、今さらネタよりもキャラクターを中心に話を立ち上げているというか。
 昔の小説については色々批判も受けたし嫌がらせもされたし、ネットの掲示板で自分の名前を騙られて身に覚えのない書き込みをされたり(苦笑)、それだけに、

「漫画的」
「漫画的でない部分とのギャップが激しい」
「リアリズムに乏しい」

 と言われるのに凄く反感を感じて、そう思わせないよう一生懸命勉強したり文章を練習した時期もあったが、結局そういう作風しかできない、一番書きやすいなら、もういいだろ。それで。
 この境地に来るまで色々あったし色んな遠回りをしたけれけども、誰が何と言おうと、私は自分の小説ではできる事しかできませんやね。
 文句がある人、すいませんねごめんなさいねじゃあ読まないでね、別に頼んでないですから、はいはいさよーならまた会う日までー(心のシャッターをガラガラと閉める)!!
 ・・・・・・・・・・とか言うと、どういうわけかますます怒って説教したがる奴が出てくるのは目に見えているのだが。
 昔の小さなトラウマに苦しんで愚痴を蒸し返すのも、大概「病気かこいつ」とゆー気が自分にしてきたから、いい加減そろそろやめたいのだが、怒ったり吠えたり噛み付いたりする事をせめて自分が許容していないと、人間商売やっとられません。
 すいませんね。器小さいですから。

 ・・・・・・・・・・話が横道に逸れた。
 まあ、もはや書いたところで日の目を見るのも怪しい状態な訳だから、そういう他人の評価とか影響がどうこうという問題なんぞ、今さら気にしたってしょうがないわけでして。
 無責任な他人の言葉も、それに一喜一憂、右往左往して自分の適性やキャパを無視した事考えて、人の期待に無理に応えようと「いつか」という言葉に自分さえも騙して、結局一歩も進めなかった情けない自分も、いいことも悪いことも、もうこの仕事受けてから今までの過去のことは全部ご破算にしたい。
 自分に言いたい事は嫌っちゅーほどある。
 他人に言われることも大抵わかっている。
 でも、もういい。
 考えるの、もう面倒臭い。
 考えたところで、結局全部ツケをひっかぶるのは私なのだけは確かだし。
 それでも出来るだけのことはやってきたつもりだし、誰の眼から見ても好き放題している(と見えるらしい)以上、自分の面倒はあくまでも自分で見る。
 溜まったツケもこの先の人生でしっかり払う。
 だから今は遊ぶ。
 負けてもいいから全力勝負できる事があるってのは、人間として最大の冥利であって、恥と酔狂と後悔が極まったここに来て、今さら過去に思いを馳せたり、小賢しい計算をしたところでただの無粋というものです。
 バカの見本。全日本ベストバカ余裕でランクイン。

 ・・・・・・・・・まあ、だからと言って、小説に集中するって事はない、つーか現実問題としてできないけど。
 ほんまは仕事もうっちゃって書きたい気満々ですが、それやったら自分の面倒見られなくなりますので、まあ、ちょっと収入を犠牲にして、時間の融通がもう少し利く仕事に当分就こうというぐらいで。
 昼はちゃんと人並に仕事しながら、〆切守って商業レベルの小説書けるプロの人ってほんま尊敬する。

 全部終わったらまず成城石井でピンドン買って開けて、次にソウル辺りに焼肉食いに行って真露で乾杯してゲー吐くまで酔いつぶれてやるか、香港で本場の点心むさぼり食って老酒で乾杯してやっぱりゲー吐くか、沖縄で豚足を前に泡盛でやっぱりゲー(以下略)ぐらいせんと、腹の虫が治まらん。

 ・・・・・・・・・・・あ、そしたら、その資金繰りの為にやっぱこの話、本になってもらわんと困るのか。
 ・・・・・・・・・・やっぱどうでもよくないじゃん。自分(笑)。