うららか雑記帳
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2005年06月14日(火) 連作短編語り2


*凹み

 最近、仕事で些細なミスをしてしまうことが多いのです。
 頑張らなくちゃ。気が緩んでいるのかもしれない。
 言われても仕方ないね。次からはよく気をつけよう……。



*明星

 もとは9年ほど前に書いた作品です。今の私なら決してありえないキャラの名前に時の流れを感じますね(笑)
 かなりの長編でして、当時の第一稿は主人公ルシファーの子どもが登場するあたりまで構想ができていました……が、張った伏線を活かせなかったり、「ただその場にいるだけ」という遊んでいるキャラが出てきちゃったりと、色々と未熟な点が目立つ小説でもありました。
 5つの異なる種族がある中で、天人を主人公に据えた理由は、翼あるものに対する憧れだと思います。文字どおり、自分の翼で空を飛べるのはどんな感じなんだろう? 重力という力に縛られて大地に生きる私たちには、永遠の謎ですよね。浜月の空への憧れと飛翔への渇望を体現しているのがルシファーたち天人なのです。
 で、天人の名前は天使の階級名なんかが元ネタになってます。うちに『天使の辞典』なるものがありまして、そこから拝借しました。かなりメジャーな名前しか使ってないですけど。ルシファー、ルシフェルなんか解説の必要ありませんよね(笑)
 異なる種族、異なる慣習、異なる能力、異なる考え方……それらの摩擦と融和によって何が壊れ、何が生まれ、何が育まれるのか。
 そんなテーマを思い浮かべて執筆していました。最初は。
 や、だんだんキャラたちに鼻面を引っ張りまわされて、テーマがどうこうなんてあんまり気にならなくなってしまったんですよ〜。際限なくキャラ数を増やすのは困りもの、と気付かされた作品でもあります。
 場面ごとに短編にしてもいけそうな感じなので、連作短編として少しずつ更新していきたいな。



出逢いと別れ。
そして再び巡る出逢い。
来年君のもとを訪れる僕は、もしかしたらこの僕とは違っているかもしれないけど、それでも必ずまた君に逢いにくるから。


浜月まお |HomePage

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