うららか雑記帳
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*“月影・庭園にて”
短編小説の収納場所を整頓してみました。 キリ番特典として限定公開していた小説2つを、連作短編としてコンテンツ内に独立させたのです。この方がすっきりしてるし、お初の人にも読みやすいんじゃないかと思いまして。『抹消屋・リオ』『明星』そして100のお題で使った『巫女と鬼神』については、本格的な長編執筆は無理としても、短編を幾つか書こうという腹積もりなんですよ〜。 今日からこの3つの作品について少し語っちゃいます。
*抹消屋・リオ
4、5年前に構想を練り、序盤のシーンだけ執筆したあと放り出してあった作品。 主な登場人物のプロフィールや世界観を作ったまではよかったのですが、あっさりと書く意欲が失せてしまったんですよね。似たような語り口、似たような世界観、似たようなキャラ設定が巷に溢れていることに気づいて、それらに負けない独自の小説を描き切れる自信がなかったからでしょう。 設定や世界観はわりと気に入っています。 里緒は銀髪に紅眼、色白長身のアルビノ娘。無口で無愛想、たまに喋っても出てくるのは素っ気ない男言葉ばかり。職業は“消し”を専門とするGS級厄介事引受業者。その肩にはひときわ神秘的な鷹がとまり、守護神のごとく悠然とかまえて常に里緒と共に在る。《迷鬼》という人類の天敵が跋扈する島国で、2人は何を求めてさすらうのか―― 戦闘シーンが豊富です。キーワードは“京”“聖霊”“鬼子”、かな?
返事はしない。 ひっそりと微笑むことで充分に伝わると、僕らは互いに知っている。 答えはすでに約束されているのだから。
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