うららか雑記帳
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*巫女と鬼神
タイトルがそのまんま、というツッコミは禁止です(笑) といっても、これはまだ100のお題でちらりと書いただけなので、「一体どんなお話?」と疑問に感じる方も多いと思います。ざっとストーリーを解説すると……
――舞台は現代。日本は世界中を巡る霊的な流れ(竜脈)の楔にあたる特殊な土地なので、人が死した後に魔物と化す場合が多い。ゆえに日本では太古から霊術が発達し、瑠神家に代表される霊術のエキスパート(霊術士)が生まれた。彼らは魔物と化した魂を鎮め(御魂送り)、あるいは強制昇天させて、迷える死者に安息への導歌を紡ぐ。 主人公は、それらを生業とする瑠神一門の次期宗主・瑠神悠風(るがみ・はるか)という少女。同居人である五島晶(ごとう・あきら)や実妹である悠希(はるき)と共に、霊術士養成の最高峰・御影学園に通う傍ら、見習い霊術士として経験を積む毎日。 神獣に次いで神格の高い“精霊”を使役する稀有な能力を備えた悠風は、一人前の霊術士となるべく、そして霊術士の総元締めたる一族の筆頭に立つ日のために、日々己を磨き続けるのだった――
とまあ、こんな感じですかね。 聖獣や式神、人狼に妖狐、霊符と冥刀……神道・密教・キリスト教・仏教等、オカルティックな要素をあれこれごった煮して作ったような世界観です。足掛け10年、懐で温めてきたお話。ぬくぬくですよもう(笑) 思い入れは相当あります。なんといっても、小説としてひとつの物語にまとめようと思い立った、初めての作品ですから。自分のためだけに生まれた最初の物語。少々格好つけて言うと、小説書きとしての原点、ってところかな。 つーかアレだ。こうして見ると、主人公が女の子ばっかりですねホント。 キャラたちを、独立した尊重すべき人格を有する“子ども”としてではなく、自分の思いを色濃く反映する“分身”として生み出していたことが関係しているのかも。 ちなみに当時の第一稿は悠風の一人称形式で書いてました。わりとノリが軽くて、読み返してみると「いいのかオマエそんなんで!?」と突っ込みたくなります(笑)
僕は一定期間を超えては留まらない。 でも再び巡って訪れる。 こうして今年もやって来たように。
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