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誰かとコミュニケーションをとる場合、
1.電話 2.メール 3.直接逢う
といった方法がありますね。 ハラは順番をつけるとしたら、
1番・・・・直接逢う 2番・・・・メール 3番・・・・電話
となります。
とにかく、電話が一番ダメですね。 これはメールが普及する前から とっても苦手でした。 仕事は営業なのに大丈夫か?! って感じですが・・・笑。
電話の場合、確かに相手の肉声を 介して、言葉面の他に声のトーンで ニュアンスを判断できる利点が あると思います。
話す内容はどうでもよくて、 ただ単に声が聞きたい・・・という時は いいのかもしれません。
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しかし、とっても複雑で大事な話をしたり、意見を交換し合いたい時などは、 電話は本当にダメですね。何かを伝えたい!!って思うときは電話は避けます。
それは、相手に伝える時、そして相手の話にリアクションをする時、 整理しきれない言葉を、ぶっつけ本番で相手に伝えなきゃいけないからです。 瞬時に自分の頭に浮かんだ言葉は、相手にとって同じ意味だとは限らないのです。
それを吟味して、選んで、順番も入れ替えて伝えてこそ、 自分が伝えたいことと同じ内容のことが、相手にも伝えられるのだと思うわけです。 それが電話だとできない。
電話は「音」しか伝達手段がない以上、 無言になれば不必要に不安になるし、何か適当に言葉を発しても、 その言葉が本当のリアクションなのか、適当なのか、 何とも判断出来ない疑心暗鬼な雰囲気が、互いの受話器越しに漂い始める。
頭の回転が速い人は、適切な言葉の整理を瞬時に行って、 相手に伝えられるのだと思いますが、私は悲しいかな出来ない人です。
だから、電話はちょっと苦手。
その点、メールは良い。 本当に伝えたい内容を、最も相手に伝わるような言葉を選択して、 理解しやすい文章の流れに直してから、相手に伝達できる。 一発勝負、ぶっつけ本番でないのがいいですね。
でも、会話的なリズムのやりとりを、メールでするのは苦手です。 たとえば、気さくな人でも言葉づかいが端的な人がいる。 「いまどこにいるの?」とメールして、「新宿」としか返してこない人。
業務的なやりとりだったり、緊急の時なら別に気にもしないが、 何気ないやりとりで、単語だけで返ってくると、一瞬迷います。 気分が悪いのか?何か困ったことがあるのか?色々考えます。
これって、実際にあってこの人に云われたとしたら、全く問題ないはず。 言葉づかいだけが雑なだけで、表情も仕草も問題ないからニュアンスが分かる。 でも、画面の文字面だけで、単語だけで返ってくると判断がつかない。
ちなみに私の場合、急を要してない場合は なるべく何か言葉をつけるようにしている。
「渋谷にいる」ではなく、「渋谷にいるよ」にしたり、 「10時に着く」ではなく、「10時に着きまっせー」にしたり、 「じゃ〜やめる」ではなく、「ちょっと遠慮しとこかな」にしたりなど。
しかし不思議だ。 1文字入るだけで、全然受け取る側に与える感覚的なものが違う。 言葉って不思議である。
あと、「じゃ〜やめる」とか「ならやめる」も、文字だけだと、 相手を責めるような印象がぬぐえない。これも実際に逢って聞けば、 なんて事のない台詞なのだが、言葉になると受け取った側はなんとも複雑だ。 私は「じゃー」とか「なら」は、本当に相手を責める気がないなら、 絶対に使わないようにしている。
このように、会話トークをそのままの言葉で、 そのままのリズムでメールするのは苦手、というか、 結局、即座に返さず、一定の時間を置いて返信することとなるのだ。
メールで会話的な即レスポンスを求める相手には不評である。
これって、「役者」と「芸人」の差と一緒ですね。 役者の人って、TV画面や銀幕ではものすごい名演技を見せてても、 いざ、インタビューなどしてみると、めっちゃ恥ずかしがりやだったり、 以外と口下手だったりして、びっくりしたりするものです。 それに対して、芸人は即興のアクション&リアクションこそ命。 さぞプライベートでもその芸は発揮されてるんだろうな〜と思います。
さて、メールは確かに 伝達力があるわけですが、一方で、 人肌的なコミュニケーションに欠けます。
絵文字や顔文字などで 感情の伝達の工夫をしていますが、 電話の肉声に比べたら、 やはりリアリティに欠ける。
そういうものが欲しい時は、 電話をするぐらいなら、 私は直接逢いに行きます。
直接逢った場合、前述したように コミュニケーションとしては 「ぶっつけ本番」となるわけですが、 電話と違って、相手の云いたいことや 反応を知る方法は色々あるわけです。
声、仕草、表情などなど。
私が云いたいことを考えて黙っていても、 相手は私が「考えている」と理解して、 落ち着いて待つことも出来ます。
それに、云いたいことを一々すべて 言葉で表現しなくても、安定した コミュニケーションが成り立ちます。
だから、伝えたい事があって、 なおかつ人肌的なものも求める時は、 電話はせずに、逢いに行きます。
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こう考えると、ワタシという人間は、 伝えることはよーく考えているつもりだし、 どう伝えれば効果的かも知っているのだが、 「しゃべる」という表現手段が苦手なだけですかね。
文字で示すか、仕草と表情か、もしくは絵で描くか、 それしかないんだよねー。
伝えるって難しい・・・
060202 taichi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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