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まずは、下の写真を見てください。
右の写真は ハガキなのですが、
一体何の写真で、 どこで撮った 写真だと思いますか? |
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んで、こちらが裏面。
正解はここに 表記されています。
○印を拡大すると… |
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このような表記がされています。
このハガキは パラオ共和国の写真ハガキで、 表面の写真に映っていたものは何かというと、
サメの大群が、 魚の群れを追っているのを、
水深40Mの位置から 海面を見上げて撮った写真なのです。
写真の下部に見える、青く美しい模様は、 実は必死で逃げる魚の群れとのこと。
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表記の赤線にある通り、この写真を撮った人が、T.OMOTOという方なのですが、
この海洋写真家・大本 徹さんと会ったのが
去る9月の沖縄旅行の時でした。
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お会いした場所は、世界的なダイビングのメッカ、 ケラマ諸島・阿嘉島の「あーまんはうす」という宿。
その宿での食事の時、大本さんが十数枚もの写真ハガキを取り出して、 「どれでも好きなのをあげますよ」と云いました。 「え?いいんですか?好きなんですよねーこういうの」 ハラは即座にルンルン気分で、ビジュアル過敏モードになり選択開始。
机の上に並べられた写真は全て、図鑑や海洋雑誌で見るような魚の写真や 南の島の原住民の表情、リーフが美しい無人島など、海や島の写真ばかりであった。
ハラは、映っている被写体の好みや良し悪しよりも、 単純に色彩と模様がきれいなものを手に取った。それが冒頭の写真である。
AIRへの写真掲載はもちろん、大本さんには了解済みです。 当然ながら、実際の写真の色合いは全然きれいです。
ハラ「きれーですねー。ところでコレ、何の写真ですか?」
大本氏「サメの大群を、私が下から撮ったんです。」
ハラ「え?!、うそ?!!」
大本氏「エアを吹き出して、必死で浮上しながらシャッターを切りました。」
「そんなことして、貴方がサメに襲われますよ!笑」 …と思いつつ、感動してしまったハラでした。
他の写真も全て、大本さんが撮った写真とのこと。 (他の写真もお見せしたかったです…)
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右の写真の方が大本さんです。
本当の職業は大学教授だそうですが、一年の半分以上をダイビングに費やしているらしく、ケラマをはじめパラオやミクロネシアを渡り歩いているとのこと。
ここケラマでも、自らのダイブについてはもちろん、阿嘉島のダイバーの方たちがダイブしたポイントについても報告をもらって、各ポイントの水温や魚種や珊瑚の状況などを、几帳面に手帳に書き込んでいました。
かれこれ20年もご夫婦でダイビングをしていて、「もしダイビングをやってなかったら、家が2軒ぐらい建ってたと思います」と、大本さん。
撮った海洋写真は、海外の観光パンフなどに使用されているようです。主にミクロネシア政府の観光局に写真を納めているとのこと。
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そんなスゴい人だろうが一切構わず、 膝の上でくつろぐウチのお嬢。 (=Mダックス♀1歳5ヶ月、本名:モカ)
ウチのわんころを、 とっても可愛がっていただき、 ありがとうございます大本さん! |
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翌日の朝、水中撮影につかっているという カメラ機材を見せてもらいました。
これがそのカメラ。見てビックリ!!! なんじゃこりゃー! みたいな…
色んなレンズを装備したカメラが 四角に組まれたアングルに 幾つも取り付けられている。
自由が利かない水中において、 一瞬が勝負の魚の写真撮影に、 最も適した撮影方法がこれなのだろう。
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さらに、この機材を持たせてもらった。 右写真は、宿に泊まっていた別のお客が 持とうとしているところ。
ハラも持たせてもらったが、これが 超!オモーーーー!!! みたいな…
シャレんなんないぐらい重い。 4本足の重めの椅子を、足を持って 持ち上げるような感覚である。
こんなの持って、よく水の中に 潜れるもんだな〜とつくづく思った。
「水中だと軽くなるんですよ〜」と、 大本さんは云ってはいたが、 とても試す気にはなれない…。
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さて、この大本さん、来年の2月ぐらいに東京で写真展をやるらしいです。 まだ決定ではないらしいですが、住所等の連絡先を交換したので、 決まったら案内をいただけるとのこと。
楽しみだ〜〜。
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最後に、 大本さんが宿でしていただいた南の島の話で、 「うそぉーーん!!」と宿の全員が叫んだオモシロネタを一つ。
ミクロネシア連邦の一番東端にある「コスラエ島」。 ここで今年、十数年ぶりに事故による死亡者が出たという。
コスラエ島の人口は1万人にも満たない。 電車もバスもなく、素の自然の中で暮らすこの島で、 事故なんて起きようがないのである。
その島で、死亡事故が出た。
さて、何が起きたのでしょうか?
正解は、
ヤシの木の下で、女性と情事にいそしんでいた男性の頭に、
ヤシの実が落下したとのこと…。
昔のドリフのネタみたいですが、 ホントの話らしいですよ。
051109 taichi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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