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- 2005年07月31日(日)
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- 中島美嘉、見た目OK!でも演技は?…映画版『NANA』
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(最後にハラが描いたNANAのイラストあります)
去る7月7日、映画『NANA』完成披露試写会のニュースを見た。 『NANA』の映画化は知っていたが、 遅ればせながらキャストなどの詳細をこのニュースで知った。 特に興味深いのは大崎ナナ役の中島美嘉。
当然、コアファンにとっては とうの大昔から知ってた話だと思うが、 ハラは先日初めて聞いたばっかりでして、その時思ったのは、
「ルックス的はハマりすぎ。 あそこまで似てるのは彼女以外にはいないな…」
という感想でした。
映画化の話を聞いた時、ナナ役でまず浮かんだのは、 なんといっても、わたくしの女王様である椎名林檎姫!
============================= 【資料】林檎姫、ナナ役いけるぞ画像(ハラの林檎コレクションより) =============================
性格もハマりそうだし、パンクもあくまで演技用の ナンチャッテなレベルでなく、本格的に音楽としてハマりそう、 ってか、実際にそういう曲を歌っているしね。
ただし、やっぱりルックスのイメージはちと違うかな〜。 これは中島美嘉には勝てない。
あと、彼女は個性が強過ぎるというか、突き抜けきっているんで、 一映画の一つの役に納めようとすると、かえって平凡に見えるかも…。
…とか、当初は思ってたりしてたんです。 んで、そのうち忙しくなって、てっきり忘れて それで先日、あ〜中島美嘉でやってたのか〜、と。
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ああっ、もっと詳しい話になってしまう前に…
そもそも『NANA』って何? という人のために説明をしておかねば…。
何がともあれ、こちらを… ============================= 『NANA』オフィシャルHP =============================
「少女マンガ界のバガボンド」と云われているかは知らないが、 女子高・女子大で、今最も授業中にこっそり読まれている…いや…、 今日本で一番売れている少女マンガというのが、この『NANA』である。
なんと現在12巻しか出ていないのに、すでに2300万部! つまり1巻あたり200万部近くも売れてしまうのだ。 もはや、『キャンディ・キャンディ』や『ガラスの仮面』といった 歴代の名作に肩を並べているとも云われている。
登場するのは二人の「ナナ」。 バンドのボーカルでクールな「大崎ナナ」と、恋に生きるコッテコテな女の子「小松奈々」。 この2人が上京途中で偶然に知り合い、同居生活を始めてから物語は始まる。
ハラも去年からちょろっと読んでます。(詳しくは知りません) 少女マンガって初めて読んでみたけど、NANAは男でも面白く読めてビックリ。
なぜなら、ハチ(=奈々の呼称)のわがままや天然ボケに、 ナナが突っ込むのが『NANA』のリズムの基本なんですが、 ナナのツッコミ部分は完全に男のパートなんですよ。
ハチの彼氏でもいいし友達でもいいですが、ハチのセリフに対して 男としてリアクションしたいことをナナがしてくれてる感じですね。 だから結構読める。
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この少女マンガ、 何故これほどまでにカリスマ的人気を博しているのか? マーケティング的にいうと答えは簡単。それは…
「憧憬と現実の2トップシステム」を採用しているため。 (性格が対照的な2人の主人公を用いて話を展開)
■一途でクールなナナは夢に生きる。→究極の憧れ像
■多感でフェミニンな奈々は恋に生きる。→究極の現実像
女の子にとって、誰もがどちらも持っている自分の両極を 2人の主人公に置き換えている。
これが普通のマンガだったら、どちらか一方に肩入れして、 一方は助演と決めて描いてしまうのだが、『NANA』は違う。 どちらの主人公も魅力的に描いている。だから、ファンの女の子達が、
「あたしはどっちかっていうとナナかな〜」「あたしはどう考えてもハチよ」
などと、思い入れたっぷりに話しているのだ。
2人の魅力的な主人公で、全ての女の子の共感をカバーしている、 それが『NANA』がこれほどまでに売れている要因だと、 私は勝手に思っています。
余談ですが、何やら、あの明石家さんまもファンみたいですね。 「恋から」等で薦められて、仕事のネタとして読んでいるのでしょうか笑。
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さて、話は戻りますが、劇場版『NANA』。
ヴィジュアルイメージは合格のナナ役・中島美嘉は、 果たしてファンの期待通りに演じきれるのでしょうか?
=============================== 中島美嘉「NANA」で映画スタッフに捧げる熱唱 7/30 サンケイスポーツ記事 ===============================
何しろファン達は、小説原作とは異なり、具体的な絵とともに、 自分のオリジナルキャライメージを持っている。 全国200万人以上の、そういうシビアなファンの厳しい目があるわけです。 (200万人…全員が全12巻買っていたとしても、そのくらいはいる) 相当なプレッシャーですよ、これは。
しかも、演じるのは大崎ナナという人間性だけではない。 パンクバンドのボーカリストとしても演じきらなければならない。 すでに自分の世界観を持つ中島美嘉に、それが出来るか? ファンの中のナナは、相当カッコ良く決めているはず。
自分の世界を持っているが故に、ナンチャッテな演技にならないだろうか? 本業で、本当にこれからパンクをやるんだ!というぐらいの パフォーマンスを見せないと、ファンはがっかりするはず。 ま〜中島自身が『NANA』ファンだと公言しており、 がんばるだろうとは思うので、ちょっとだけ期待してみようかな。
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最後に、大変差し出がましいですが、 ナナのイラストに挑戦してみました。
ハラが、ナナを描くとこうなります。
トレードマークの 首のチョーカーも 忘れずに。
ちょっと ケバさが弱く、 ソフトな感じ でしょうか?
ちなみに こちらの絵のみを 参考にしました。
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顔部分を 拡大してみました→
う〜ん、 やっぱケバさが 薄まってますね〜。 | |
ちなみに、ハチ(=小松奈々)も描いてみようと思ったんですが、 ハラはあることに気づきました。
わたくし、女性の絵は 「かっこいいおねいさん」しか描けないみたいです。
ラブリー・フェミニンな衣装の女の子は描けません。 そもそも、いいオジサンがそんな絵を描いてるのも、…ねぇ〜。
というわけでハラの場合、 大崎ナナタイプの方が好きみたいですね。 あ、予想通りでしたか…。
不器用だけど、一途に夢を追い、一途に想う…
そんなオンナ、いね−−−−−−−−−っ。
この時、
「そもそもお前が、一途に想われるほどのイイオトコか?」
というツッコミが最も患部に効きます…、今日は以上でーす。
050731 taichi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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