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芸能人・著名人の CMギャラ額って知ってますか? 業界の方や、業界オタクの方なら ご存知でしょう。
さて、その金額ですが、 何を意味するのでしょう? 純粋にタレントの格付けを 意味するのでしょうか?
では、具体的に見てみましょう。 CMギャラは年間契約額で掲載。
まずは4000万あたりから、 一部の主なタレントのみ。
※資料は 「日経エンタテイメント2月号」 より。
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4000万円 伊東美咲、オダギリジョー 小川直也、BoA
4500万円 稲垣吾郎、加藤あい、竹内結子 菅野美穂、米倉涼子 |
伊東美咲/¥4000万 ANA沖縄、最新の資生堂「ピエヌ」など、 ヴィジュアルインパクト効果の高いタレント。 4000万はお得な気がする! |
5000万円 上戸彩、北島康介、清原和博、チェ・ジウ、仲間由紀恵、宮里藍、矢田亜紀子
5500万円…黒木瞳、柴咲コウ、長谷川京子、松浦亜弥
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■4000万円〜5500万円
若手女性タレントがひしめく。 しかし、訴求力の効果を考えると、オンエア本数の割には CM印象度の少ない長谷川京子よりも、印象度の高いのが松浦亜弥や伊東美咲。 彼女らはギャラの割にはお得だ。(日経エンタより)
仲間由紀恵、矢田亜紀子、黒木瞳って安す過ぎないか?
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6000万円 飯島直子、木梨憲武、草剪剛、小雪、福山雅治、室伏広治
6500万円…新庄剛志、豊川悦司、役所広司
7000万円 田村正和、モーニング娘。、坂口憲二、本木雅弘、高橋尚子
7500万円 織田裕二、香取慎吾、小泉今日子、所ジョージ、藤原紀香
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■6000万円〜7500万円
この辺になると、実力派で定番のCMタレントが目白押し。 個性・インパクトともに、ターゲットが広そうなタレントが多い。 さらには実際にオファーも多く持っていて、オンエアされている。 いわば、実績・実力・守備範囲とも高いタレント達である。
ちなみに、高橋尚子はもっと落ちているだろう、とのこと。(日経エンタ)
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8000万円 Kinki Kids、中居正広、浜崎あゆみ、ビートたけし、 松嶋菜々子、浜田雅功、松本人志、TOKIO
9000万円…木村拓哉
1億円 明石家さんま、桑田佳祐、ダウンタウン、ペ・ヨンジュン
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■8000万円〜1億円
CMタレントの最上級クラスがこのあたりであろう。 1億円タレントが明石屋さんまをはじめ、旬のヨン様らが名を連ねるが、 このクラスは実際のオファーやオンエアからすると稼働率は低い。 つまりは、CMタレントが本業ではない人達である。 それほど積極的に売ろうとしていないのだ。だからギャラが高いともいえる。 ただし画面に映っていればそれだけで一瞬でも目を止めてしまう人達ではある。 認知度でいえば、やはり最上級で、誰もが知っている人達ばかり。
木村拓哉は9000万円だが、 彼は1億円クラスの人達より、CMをメイン業務としている。 オファーも多いし、オンエアも多い。 9000万円にもかかわらずフル稼働していることを考えると、 実際的なCMタレント価値としては、やはり最上級だと思われる。 (本当は1億円以上だが、オファーが少なくなるより、 1億を切ってお得感を出すことにより稼働率を上げてるのだろう)
雲の上クラス トップ5!
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5位、1.3億円……渡辺謙
3位、1.5億円……イチロー、中田英寿
2位、1.7億円……松井秀喜
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■1億円以上・雲の上クラス
世界レベルのスポーツ選手ばかりです。 単純に認知度という物差しで考えれば、世界にまで知れ渡っているわけですから、 1億以上の値付けをされているのもうなずけます。
しかし、もうこの人達は、CMなんて本業ではありません。 別に積極的にCM出演を売り込まなくてもいいわけです。 だからこそ、こういう値段だとも云えます。 実際の訴求力が、8000万円のタレントより高いのかどうかは疑問です。 絶対的な広告認知力に関しては、価格分の貢献はすると思いますが、 商品コンセプトを伴った訴求力への影響は、単純なギャラ額では決まらず、 商品キャラとタレントキャラとのマッチングでしょう。
しかし、恐るべしSMAP! 5人そろうと3億円!
ちなみに、各自のピンギャラでは、 木村拓哉(9000万)、中居正広(8000万)、香取慎吾(7500万) 草剪 剛(6000万)、稲垣吾郎(4500万)
5人合わせて3億5000万円! ・・・のところをサービス価格3億円だ!
このように云われると、 え、安いかも・・・、と一瞬思ってしまうではないか。
ま、確かにこの5人、 全員そろっているだけで既にニュースになってるしな。 3億円でも安いのかもしれん。
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まとめると、 CMギャラが高いタレントというのは、以下の4つ。
1.老若男女を問わず、知名度が高いこと。 (現在メディアへの露出が多い)
2.好感度が高いこと。
3.「鮮度」があること。
4.オンリーワンの個性(もしくはブランド)があること。
たとえば、前述した資生堂の伊東美咲。 絶大なインパクトあるCMやポスターにて訴求度抜群だが、 それでも4000万円というのは理由がある。
化粧品のようなターゲットが限定された商品の広告では、 上記1、2、3のすべては要らないのだ。 特に1の知名度については、老若男女のうち「若」「女」だけでよい。
「老」や「男」には知られてなくてよい。 その効果分を引いたギャラのタレントで良いのだ。 その代わり、2と3の「鮮度」は絶対に譲れない。
だから、化粧品メーカーは普遍的な知名度を必要としない。 7500万円の藤原紀香では逆に費用対効果が悪いのだ。 限定層に絶大な知名度があって鮮度の高いタレントを 4000〜5000万円ぐらいで狙う。 伊東美咲は若い男女限定の知名度で4000万円というわけだ。 (それでも4000万は安いと思う!)
一方で、認知度が広範囲で、様々なターゲットのCMに 出演している松嶋奈々子は8000万円というわけだ。 松嶋以外でも、広範囲なターゲット訴求を必要とする商品は、 やはり高いギャラのタレントを使う。航空、競馬、飲料などである。
そう考えると、CMギャラの額は
知名度×好感度(個性)で単価が決まり、 市場の需給バランスと鮮度で変動する指数をかけて、 現在の販売価格(=ギャラ)が決まるのであろう。
今、ちょっと思った・・・。
タレントの人達ってどう思ってんだろう?
はっきりと自分自身に ¥マークの値札がつけられている事を。
それって、どんな感覚なのだろう?
俺、ちょっとつらいかもしれない。 「お前は○○円の価値だ」と云われるのって、かなりグロいな。
でもちょっと待てよ・・・
仮にだ、明石屋さんまの100分の1の額、 「100万出すからCM出てくれない」 って云われたら、 今の俺、きっとうれしがるんじゃなかろうか?。
============================================= ハラタイチ=¥1,050,000−(税込) =============================================
うん、別にいいかも。10万でも1万でも。
「あ、金払ってでも俺を使いたいと云う人が居るんだ」って感じ。
そんなもんなのかな・・・・。
050217 taichi
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