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- 2003年09月03日(水)
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- CCCDって(1)「Macで複製&再生できる?」
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【CCCD=コピーコントロールCD】とは?
2002年3月にエイベックスが初めて発売したCDである。 一部の限られたソフトを除いては、PCでの複製・再生が不可能。 オーディオ機器のみでしか再生・録音できなくしたシロモノである。
ちなみに、
私の7〜8年前に買ったオーディオコンポのCDプレーヤーは、古すぎるのか、
再生どころか、 認識すらしてくれませんでした(泣)
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【レーベルゲートCD】とは?
2003年1月より、 ソニーミュージックエンターテイメント(SME)が導入したCCCDの新種。
従来のエイベックスのCCCDと違うのは PCのハードディスク上でも限定付きで再生可能としたこと。 しかし、面倒くさいことに、再生するためにはWEBにアクセスして認証の上、 専用プレーヤーソフトをダウンロードしなければならない。 このプレーヤー上で、PC上での再生と複製の実数管理をされるらしい。 1回目のコピーは無料。2回目からは有料となる。
かなり面倒だが、これでSME的にはこれで、 パソコンユーザーを無視しない、CCCDを創ったつもりらしい。
すごいね〜〜
どうでもいいが、Macユーザー的には、 CD裏面の「マッキントッシュには対応しておりません」が、
すげームカツク。
これがすべて。もういい。
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ということで、
今や日本では1000万枚を超え、全世界では1億枚を超え(CDS方式採用CD)、 日本では半数以上の人が「仕方なく」賛成しているという、コピーコントロールCD。 ※レーベルゲートCD含む。
これについて、「で、どうなの?」と云いたい。
しかも、Macユーザー的に、問いたい。
CCCDどうなの?と云えば、 手っ取り早くは、この「NO!CCCD」運動に賛同のアニキに訊ねてみよう。 (ずっと下にスクロールして、8/10あたりのコラム)
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まずは、 MacでCCCDの再生・複製が、 本当に出来ないのかどうか? を確認してみることにする。
レンタルショップで、実験用兼趣味用にCDかりてきました。
以下はそのラインナップ紹介。
【コピーコントロールCD】(avex他)・・・2枚
1. Misia 『心ひとつ』(4:42)
2. 椿 『川の流れのように』(5:39)
おなじみ元祖CCCDのエイ○ックソ所属・Misiaの新曲。 もう一枚は、インディーズからメジャー売出し中の「椿」が、 美空ひばりの名曲をソウルフルにカバーしたシングル。
【レーベルゲートCD】(SME)・・・1枚
3. CHEMISTRY 『アシタヘカエル』(5:06)/『Us』(5:29)/『Bright Lights』(5:36)
レーベルゲートCDのソニーミュージックエンタテイメントに所属する CHEMISTRYの新曲をチョイス。あ、新曲、なかなかいいですよ。
【ノーマルCD】・・・3枚
4. 福山雅治 『虹』(4:12)/『ひまわり』(6:04)/『それがすべてさ』(5:35)
5. レミオロメン 『電話』(5:29)
6. ナチュラルハイ 『Life』(4:42)/『夏の夜空』(4:38)
我らが福山アニキはCCCD反対派、さすがです。ついでにもう2枚、 インディーズからメジャーデビューしたユニットのシングルをチョイス。 いいですよ、これ。
以上、6枚が今回レンタルしたCDである。
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では、さっそくiBook(COMBOドライブ仕様)のドライブにCDを入れてみる。
ノーマルの3枚は当然ながら、全曲再生OKで、MP3変換の上コピーもできた。 報告するまでもない。
ここからが問題。
まずは【レーベルゲートCD】。
CHEMISTRYの「アシタヘカエル」のCDをドライブに入れる。 まずは、MacOS専用音楽再生ソフト「iTune」上で無事マウントされる。 さらには再生もできる。ここまではOK。
そして問題のMP3変換コピー。問題なく作業は進み、 終了後、CD内のデータでなくiTune内(つまりはHD内)にコピーされたファイルを選択。 3曲あるうちの1曲目、「アシタヘカエル」を再生させてみる。
再生されない!
しかし、しばらくすると、
途中からいきなり音が鳴り出した!?
ナンダソレ?
よく調べてみると、音が鳴り出した再生時間は2分33秒経ってからであった。 つまり、「アシタヘカエル」の総再生時間5分6秒の ちょうど半分がコピーされてないのだ。
どうだろう、
ソニーの、 この陰湿ないやがらせっぷりは?
コピーさせたくないなら、全部させるな! 半分だけとかヤメロ!
だが、よく分からないことに、 2曲目の「Us」と、3曲目の「Bright Lights」はフル再生できた。 つまり、 1曲目以外は、MP3変換コピーが全部出来たのである。
1曲目だけが出来ない・・・しかも半分だけ。
なんか腑に落ちない。
というわけで、もう1回最初から読み込ませてみる。
同じ手順を踏むと、当然ながら同名のファイルが既にあることを、 iBookが察知して、注意を呼びかける。
iBook画面上に現れた表示ウィンドゥ。 ↓ ********************************
(メッセージ)
『選択した曲のうち、1つまたは複数の曲がすでに読み込まれています。 これらの曲をもう一度読み込みますか?』
(下記の3つの選択ボタン)
『既存のものと置き換え』 『キャンセル』 『はい』
********************************
『既存のものと置き換え』を選んでボタンをクリックする。
再びMP3変換コピーが始まる。 例の曲が半分しかコピーしていないファイルと置き換えられる。 コピー完了した後、コピーされた方のファイルをiTune上でクリックしてみる。
・・・最初から音が流れてきた!
コピー成功。(ラキー!)
お〜い、あっさりだな〜。
出来ないもんだと思って試さなかっただけかよ〜! まさに食わず嫌いってやつだな。
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この勢いで、 エイ○ックソの元祖CCCDも、 実はコピー出来ちゃうんじゃないの〜?
で、試してみた。 ミーシャのCDで。
同様に半分しかコピーされない! 最初からキッチリ半分の時間が無音で、いきなり音が鳴り出す!
さっきのCHEMISTRYのレーベルゲートと同様に、 MP3化&既存ファイルとの入れ替えコピーをしてみる。
やはり半分しか音が鳴らないっ!
しかも、2度3度と同じ作業をしてみたが、駄目だ!
手強いっ!エイ○ックソ!
だが、なんと、
4度目でコピー成功〜!
他のCCCDの「川の流れのように」もコピー成功!
これにて、 レーベルゲートCD、コピーコントロールCDを含む今回レンタルCD6枚、 MacへのMP3コピー、す〜べ〜て成功〜!
音質も素人耳的には問題なし!
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よ〜しMacオッケ〜!って 喜ぶのはまだ早い。
コピーされたMP3ファイルを CDーRに焼いて、別のMacで再生できるか? という実験がまだある。
喜ぶのは、このテストが終わってからだ。
今回コピーした分の曲をすべて選んで、iTuneで「新規アルバムリスト」を作成する。 空のCDーRをドライブに入れる。作成したアルバムリストを開き、 iTuneウィンドゥ右上の、『ディスクを作成』ボタンをクリック。
普通にコピー作業が行われ、完了した。iBookからCDーRを取り出し、 家にもう1台あるiMacのドライブへセットし、再生してみる。
むふ、できました。
超フッツーに再生されたみたい。
これで・・・正真正銘の成功。
実は同じような実験やってる人がいました。 どうしてもこの人のようにスムーズに聞けた記憶が無かったので、 それを確かめたかったのである。
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以上を踏まえ、本題に戻って、 「CCCDはどうなの?!」ということだが、
えっと〜、
Macユーザー的に CCCDの何が問題なんだっけ笑?だって聴けるんだもん。
うそうそ。
え〜とりあえず、私のiBookではたまたま運良く再生できましたが、 前述の通り、複製完了までの過程は非常にアヤウイものでした。 これが全てのMacで再生が可能であることを保障するものではありません。
あと音質的な問題はかなりあるらしく、アーティストから沢山寄せられています。 ↑ この記事も詳しくはこのにいさんのHPで。
今回は単なる実験だけでしたが、 次回はもうちょっと深くCCCDを問いつめたいかなと。
030903 t a i c h i
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