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ちゃんとトイレが出来るあなたの愛犬が、 おもらしをした!しかもどうやらワザとやったみたいだ!
とあなたが思ったとしても、
決して怒ってはいけないのです!
この前の日曜日、池袋西武内で催された、 「ペットしつけセミナー」なるものに行ってきたのだが、
知らなかったじゃ済まされない、
様々な 驚愕の事実が発覚!
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Q. 確信犯のおもらし、 当然怒っていいですよね?
1歳3ヶ月になるウチの犬、ラテ↓
「私ですが何か?」
先日もふれましたが、やるんですよこいつ↑、確信犯のおもらしを。 トイレシーツの上でしなければいけないことは分かっていながら、 トイレシーツのすぐそばの床におもらしをしやがるんですよ。 たとえば、別室で放置プレイにされてた時など。
ワザとだって分かるじゃないですか? だからムカつくじゃないですか?
怒らなくて済むしつけを心掛けてはいるんですが、 この場面は厳選された怒るべき場面と思うんですよ。
しかし、 しつけ講師の人はこう云いました。
あなたが思っていることと、 ワンちゃんが思っていることは 違うと思いますよ。
ひっ、なんですってぇ! キィィッ!
「犬は1匹になると不安になる生き物なのです。つまり分離不安。 群れをなして生きていく動物なので、孤独はつらいのです。 不安になった時、犬それぞれに不安解消行動があるのです。」
やたらめったら吠えまくって陶酔し、不安を忘れる犬。 飼い主の大事な物をかじりまくって陶酔し、我を忘れる犬。
そして、
思いっきり便をブッ放ちまくることにより、 気分良くなって我を忘れる犬・・・。
↑これです。
「そう、ワザとしているのでは無いらしいのです。 あくまで分離不安に起因するおもらしなのです。」
「それを怒るということは、 ただでさえ不安な状態に油をそそぐことになるのです。」
ああぁ、云われてみれば、 かなり遊んだりカマってあげたりできている時は、 離れていても、家を留守にしていてもおもらしをしません。
しかし、一度おもらしをして、それを激怒した場合、 何日かおもらしが続きがちな気もします。
「超さみしー超さみしー超さみしー」
(いつのまにかジョバジョバジョバジョバ・・・)
ちなみに、そういう期間でも、私が在宅している時は、 かならずトイレシーツにおしっこします。
ウチのラテは他の犬より不安症なのだろう。 だから、より不安にさせない努力が必要。 怒らずに、とにかく出来た時は褒める。 怒るのは現行犯のみ。それならさすがに犬は解る。
留守時は仕方ない。 失敗させない対処をするか、覚悟を決める。
とのことでした。
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Q. マーキングがひどい。 直したいのですが?
しつけ講師曰く、結論から云うと、
無理。虚勢しなさい。
とのこと。
マーキングは「オスの本能」。
人間社会に生きるペット動物にも、 己の性的本能に基づく行為をする権利がある。
しかし、外でも自由な交尾や、所構わないマーキングは、 衛生上とかマナー上とかいう、人間社会のモノサシで図った価値観から許さない。
それは必要なのだが、ペット動物にとっては信じられない禁欲世界。 オス犬に、交尾するなマーキングするな、というのはつまり、
裸のオンナが行き交う 通りのショーウィンドゥ内に、
裸で手足を縛り付けられての 放置プレイを一生受け続けるオトコ。
と等しい拷問らしい。
とにかく
人間社会の中で ペット動物を暮らさせなければならない以上、 「虚勢」をしてあげたほうが ペットにとって幸せなのだとのこと。
そういう社会的な理由からも、「虚勢」はお薦めらしい。
本当の幸せを考えるなら、ペットを飼うな!野生に返せ!という 「ペットそのものを否定」する論者の方とは、また別の議論になるのだろうが、 ペットを認めるなら「虚勢」をしなさいとのこと。
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Q. キンタマ片方、 体内から下りてきてないんですけど、 別に大丈夫ですよね?
ウチのラテ王子、1コしかだけしか外に出てないんです。 ま〜いいか〜、と思ってました、が!
しつけ講師曰く、
「聞いた話では、そのままだと結構な確率で
ガン化するらしいですよ。」
俺 「え?!」
しつけ講師
「僕は獣医ではないので確認して欲しいんですが、確かそうだと思います。」
・・・皆さん、 医者に確認してきます。
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Q. 体を仰向けにして怒るのは、 犬に主従関係を教えることもできて いいと聞きますが?
しつけ講師曰く、
「実は、それだと犬は・・・」
何をされているのか 全く意味不明なのです。
「そもそも、
彼らの実の親がそういう怒り方を していないじゃないですか?」
ハラ「あっ、そうか・・・」
しつけ講師
力で怒ってはいけません。 静かに怒りましょう。
しつけ講師
「主従関係とか云いますけど、 犬は人間を明らかに自分らとは違う種の動物だと 認識していますので、その関係はあまり考えなくていいんです。」
「ただし、共に生きていくためのパートナーとしての関係は犬はとても気にしています。 飼い主とのパートナーシップがうまくいくことを常に考えています。 これを利用するのです。」
つまり
シカト。
そう、イジメの基本中の基本。
「犬が何か粗相をしたら、家族全員、犬の居る空間から即退去!。 その空間にはおもちゃとかは決して置いておかないように。 あと誰か一人でもかまってしまったら意味がありません。 犬の視線に負けないように、全員で立ち去り徹底無視!しましょう。」
「犬はひとりぼっち、最高の罰なのです。」
「犬がさびしくて、ドアをカリカリしはじめ クークー泣いて、一度止んだらもう潮時でしょう。 罰を解き、何事もなかったかのようにしてください。」
(Hara)お手!
(Latte)ハ、ハイッ!
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というわけで、結構、目からウロコのセミナーでした。
他にも色々な話がありましたが、 特にすごかったのが、下記のトイレしつけの話でのシーン。
講師が自分のペットの「モマ」ちゃんの前に、 新聞紙を敷き、さらにその上にトイレシーツを敷きました。
(まさかね〜・・・)とハラは思ってましたが、まさかだったのです!
モマちゃんがその上にすたすたと乗り、クルクルと回り出すのです。
講師が「トイレ、トイレ・・・」と声をかける。 すると、体をかがめ、おしっこを始めたのです。
会場、拍手喝采! 俺、鳥肌!
講師はその時神になり、 会場の客は信者となったのでした。
030805 t a i c h i
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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