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ああ〜、痛いよう。痛い痛いいたい、ご免なさ〜いっ
もうしませ〜んっ！
こうして字で書いて見ると 幼い息子が痛めつけられている様子を克明にレポートして
いる様な誤解を受けてしまいそうで、そうなると大変に困ってしまうんですが、痛んで
いるのは私のお腹です。

アレルギーとか、そう言った物の発症に年齢は余り関係無いようですね。
花粉などで言えば、引越して木の多い環境に済む事になったらいきなり発症したり。
過敏症と言われる物も同じみたいです。

昔、職場に「私、お魚は全部食べられない｣と言っているすごく可愛い女の子が居て
私はその子の隣りでその子の分までアンキモ（アンコウの肝、高級）
食べて「良く食べる女の子はいいなあ」と上司や先輩に褒めて貰いましたが 彼らの目が
そう言っていない事は20の娘でも判りましたからね。絶対『魚全部駄目』の子のが可愛いって
目がちゃあんと言ってるんだよね。アンキモ貪り食う女なんてさって。
勿体無いじゃんか！残せってか。
その子の『全部駄目』は好き嫌い。アレルギーでも過敏症でも何でも無いです。

食物アレルギーは怖いです。有名なのにお蕎麦がありますね。蕎麦アレルギーの人は
当然と言えば当然だけどソバガラ枕も駄目。どんなにお蕎麦が好きでも
舞い散ったそば粉が身体に入っただけで呼吸困難を起こしてしまうそうです。
幼児に初めてお蕎麦を食べさせる時は小児科の診療時間内にするお母さんは多いです。
幸い我が家は大丈夫でした。赤ちゃんはハチミツが駄目。中毒を起こす事
があるそうです。卵、小麦粉も有名です。卵は予防接種など出来ない事があるので深刻です。
それにおいしいお菓子は大抵卵使ってますから、小麦粉も。
果物で口が腫れる人は幼稚園ママ一クラスに３人居ました。知り合いの子が呼吸困難を
起こして救急車で運ばれました。原因はキウイ。細い気管が腫れてしまった
ためだそうです。花粉も厄介ですが食べたい物が食べられないアレルギーは切ない物です。
先天的な物もありますが、或る日を境になる物もあります。身体の中には色々な物質に対して
それらを許容する値が決められているんだそうで、その値（閾値とか言うそうですが）
を越えてしまうと、何らかの過敏反応を身体が起こしてしまう。厄介な事に閾値は人によっても
物によっても実にまちまちなんだそうですよ。

食べ物は好き嫌いもアレルギーも基本的にない私。人参はちょっと苦手だけど食べろと
言われりゃそりゃ食べますとも。
そんな私の大好物は某サラダ屋さんの三つ葉と鳥皮のフライとタマネギのサラダ。
サラダ大好き、300グラムは一度に食べる。鳥皮で胸焼けがしてもまだ食べる。
ご飯２杯これだけで食べる。
そんな或る日「あいたたたた何だかお腹が」
私のタマネギ閾値が限界を突破してしまったのです。馬鹿ですね。
アレルギーまでは行かない、精々過敏症でしょうが、これが中々つらい。
反応はタマネギ限定で起こっている訳ではありませんでした。長ねぎ、ニンニクも駄目。
どうやらアリシンと言う身体に良い物質に反応しているようです。
そこまで判っていながら、「あとちょっと」「もう一回」サラダを食べる私。
だって好物ってそんなもんじゃないですかっ！とは言え、一度閾値を越えてしまった物を
更に摂取すると症状は悪化の一途を辿ります。やってしまったから良く判るんです。

そのうちサラダを食べると動けなくなったのでさすがに止めました。その頃には、まな板の
タマネギの匂いに隣室に居ても気分が悪くなるように。タマネギ料理は一切出来なくなり
ました。幸い料理人は我が家にあと一人いるので、家族の食事に問題はないんですが。
デリカ物(特にサラダ）は大抵タマネギ使っているし、大好きなパン屋さんも使いまくって
います。元々身体に良い美味しい物だから仕方ないよね。
私のサラダはブロッコリーと何故かオクラとかになりました。ドレッシングはノンオイル梅味。

そんなにまでしているのに 今日はカップラーメンを食べました。誰もいない時に。
居たらうるさく言われるんだもん。ニンニクが入っているのもネギが浮いているのも
見えてたけどさ、判ってたけどさ。食べたかったんだもん。この年まで普通に食べてた
もんだし〜。
お腹痛い。どんな痛さかは上手く言えない。強いて言うなら胃腸が怒ってる感じ。
謝るまで許して貰えない そんな状態。ご免もうしない。

私のこれは、自分がまあ悪いにしても 食わず嫌いや好き嫌いと閾値を越えた過敏症や
アレルギーは全く違う物なんで「食べられません」に強要するのは・・・今はそんな事
する人、きっと余りいないんだろうな。