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自律神経のバランスの悪い一族である。 これって遺伝するみたいだ。母方の曾祖母、祖母、叔母と来て私。もっともひいばあちゃんの 時代には自律神経のバランスが・・・なんて話にはならない。「突然汗を掻いて 拭いても拭いても止まらないからタオルを何枚も使った」とか言う最早『伝説』の ようになってしまったエピソードから「はああん」と思うだけだ。 祖母は高血圧のため身体の不調は何でもそのせいにされていた。叔母の時代になって 初めて『自律神経』に問題アリと言われて短期間入院したと言う話が出て来る。 症状はまちまちだ。どっと拭く汗、起き上がれなくなる、止まらなくなる咳。 元々長命な一族であると言う事と相まって、『一病息災』の典型のように言われて来た。 ちょっとくらい悪い所がある方が長生きなんだよ、と。
母には目立った症状は無いようだが、バランスの悪い自律神経が私の身体で花開いた。 若い頃から突然吐く。そして吐いたら止まらない。胃と腸が痙攣を起こす感じだ。 非常に苦しい。そうなるのは夜と、私の場合は決まっている。 前触れはちょっとはある。例えて言うなら内蔵の動きが止まってしまったような感じだ。 背中と肩がバンバンに張るような気がして立っているのも苦しくなる、そして吐き気だ。 自律神経はストレスや体調不良でもバランスを崩す。妊娠中は時々立って居られなくなったが 吐き発作が無くなった。その代り、授乳中には汗を異常に掻いた、その量がまた半端では なく、プールから上がったばかりみたいな状態になった。
祖母が何でも高血圧のせいにされていたように、私の身体にも癖があり、そこから来る物 だとされた。実は自律神経のバランスが悪いと診断されたのは、妊娠中だけである。 ある意味厄介な病名をずっと付けられて来た。「どうやらその病ではない」とお医者の先生が やっと言ってくれたのは病名が付いて20年近く経ってからの事だ。 他に持病がある場合、自律神経の事まで誰も中々気にしてくれない。更年期などに 突然調子を壊す人も多いが、ずっとちょっと狂い目の体質の人も居るんである。
自律神経の悪い人には軽い精神安定剤と背中の運動が良く効く。 ストレスを溜めるのが良くない訳だが、こうしてPCにずうっと向かって居る時も 同じ姿勢なので身体はストレスを感じ、溜めている。 とにかく背中を良く伸ばす。ひじから曲げた両腕をぐいと背中の方に反らす。背筋を しっかり鍛える。そして調子の悪い時には早めに安定剤を飲む。 安定剤には親和性が高い人がいる分、抵抗が強い人も多い様子だ。だけど基本的には 病気の症状を押さえるお薬なので、効く病にはしっかり飲むのが吉だ。
自律神経のバランスを崩して起きる症状は多岐に渡る。中には「死んでしまう」ような 恐ろしさを感じる物もあるらしい。鬱などとの見分けは難しいのかも知れないが 肉体的な ピンチを感じているならこっち疑って見るのが良いと思う。 とにかく背中を鍛えよう、姿勢も良くなるし。 今はちょっと行けないでいるが、ヨガ教室なども良さそうだなあと思っている。 自分の身体だもん、ポジティブに付き合うしかないよね。
とは言え胃腸は知らず散々壊して来たので弱い事は弱い。潰瘍と過敏性大腸炎をやっている。 若い頃の放蕩OL生活が原因だ。とほほほほ。 ノロウィルスが流行している。我が家は3年前に洗礼を受けたが2歳だった息子より 90近いばあちゃんより私の方が重篤化した。ひどい目にあった。 胃腸は私の弱点なのだ・・・
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