目次 / 戻る / 進む
食玩大好き、ガシャ大好き。 息子ではなく私の話だ。勿論息子がこれらを嫌いな訳は無いのだが、精々一度の 買い物でどちらか一個。しかも買った物を粗末にすると叱られるし、食玩は通常 198円まで(細かい)。加えてこの正月からは『ガシャは自分で』命令が出た。 小銭ばかりで貰ったお年玉で買うのである。今こそ、お金は使ったら減るのだと 言う事を身を持って学ぶ時!
大人は子供に黙って買い放題、ここだけの話だが。先日はミュシャのフィギュア 入り食玩を発見。一個398円にも拘らず10個一気に買い揃えた。 今を逃せばそうは出回らない代物だろう。3回に分けて買いに行ったにも係らず、 その間 誰も購入した様子も無く、結局お店の物を全部買い切った事になったが 一個もダブらなかった。 ワンセットと言う事で入っていたらしい。ラッキーでした。ミュシャの描く女性は綺麗で 大好きなのだ。食玩フィギュアは何とも嬉しい話だった。
ガシャやカードダスにもちゃんと目を配る。目下探しているのは「ベルセルク」の カードダス。あると言う事らしいのだがこちらで見掛けた事はない。 ガシャポンではカエルさんの「frog style」シリーズを何度でも買ってしまう。 今日はハンドルを回すとカエルの中から小さなカエルが5個まで出て来ると言う 占いバージョンを買った。何にするというのか。でも買ってしまう。息子の貯金箱は 全部、このガシャポンで買った小さなカエルであり、それぞれに1円、5円、10円と 分けて詰まっている。500円玉用のカエルがお正月に一個増えた。
うちの家族は総じて光る物に弱い。光ると何でも喜んでしまうし、光る物を買う事に ついては誰もが比較的甘い。今日は光るガシャポンを息子が欲しがった。 200円と言う事だったが「光るから」と言う理由で購入決定。 家に帰ってカプセルを開ける、さあどんな風に光るのかな? びかびかと激しく点滅する3色の光。浮かび上がる「スナック ゆかり」の文字。 これは看板だ!光る看板のピンズでありマグネット付きであちこちにくっ付ける事も 出来る。出来るのだが・・・。他にはどんなものがあるのだろう? 「ローン会社」「レンタルビデオ」「パチンコ屋」「HOTEL やどかり」・・・ 「対象年齢15歳以上」15歳以上?? いや確かにデコトラのとかもあるけど、あれだって15歳以上対象と言う訳でも無いで しょう。子供向けなのは「非常口」と「工事中」くらいだ。 「だけどこれ、点滅パターンがどれも違うみたいだよね。写真で見ると」 と親。 「本当だ。『非常口』は光りっぱなしに見えるし『パチンコ屋』のは光の数が多いよね。 これ、ぐるぐる回りながら光るとかするのかもよ?」と私。 ・・・・・・・・・・・・。 「私、これ明日あと2個買って来るわ」 光る下世話なピンズ。何に使うと言うのか。 馬鹿馬鹿しい事に夢中になるのは我が家では何時も いい年をした大人である。
「ゆかりちゃん」一人でピンズを点滅させていた息子が突然呟いた。「何っ?」 「ゆかりって書いてある。ゆかりちゃん・・・」そうか。クラスメートに居るんだもんね。 「・・・きれいだね〜・・・」 こら、こら、こらっ! 何が綺麗なんだ?ああ、点滅してる光が綺麗と言う事か、それとも久し振りにクラスメート のゆかりちゃんに会いたくなったかな?確かに美人だもんね、ゆかりちゃん。 でも スナックの看板で思い出す事自体とても失礼なんだぞと、どう説明したものか??
|