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■ ばあちゃんが泣きそう
カミサンが午後から恒例の勉強会へ。 ばあちゃんには3時間くらいで帰ると云ったらしい。 二階から茶の間へばあちゃんの様子を見に行くと、炬燵にもぐり込んでウトウトしている。数回こんな事を繰り返すと、ばあちゃんは私が部屋に入ったことに気が付いて、「遅いねぇ○○ちゃんは・・」「大丈夫ですよ、もうじき帰ってきますから」「だって三時間で帰ってくると言ったでよぉ」 それからしばらく私は自分の部屋に戻っていると、一階の廊下で物音がする。下りてみるとばあちゃんが廊下に佇んでいる。 「どうしました?おばあちゃん」 「○○が遅くて心配で心配で、命が縮む思いだで、ここで待ってるのよ。三時間で帰ると言っていたのによぉ」 「たぶんもうじき帰ってきますから座って待っていましょうよ。でもちょっと電話をしてみましょうね」 「もしもし、今どこ?何時頃帰るの?」電波の調子が悪くもうじき帰ると言ったきり直ぐ切れた。 「直に帰ると言ってましたよ」 「今の電話○○かえ?今どこに居るの」短い電話だったので、どうやら少し疑っている様子。 そして再度電話「ばあちゃんがこれこれしかじか・・」「今家の直ぐ側」 「おばあちゃん、家の直ぐ側ですって!」 「顔を見るまで、心配で心配で・・・命が縮まっただよ」 ばあちゃんの顔は今にも泣きそう!この状態が後10分続いたら私も泣いちゃう! 車が止まって玄関が開く音。「ほら帰ってきましたよ!」ばあちゃんの嬉しそうな顔。良かったでよぉ。 「いったい、何してただよぉ。三時間で帰ると言ったのに」
幾つになっても娘は心配をかける小さな子供。 年寄りにはいい加減な事を言っちゃいけませんよ。
2004年11月21日(日)
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