今日の夜、ボクの住んでいるカモガワで花火大会があるらしい。 海の上にドカーンと大きな花火がたくさん上がって、それはそれはきれい なのだとアキコがボクに話してくれた。
今日は花火大会だという話を聞いた時、ボクの顔は少し歪んだだろうか。 顔が歪んでいないまでも、少しドキっとしたことは確かである。
ボクの庭は海から遠い山の方にあるので、海の花火大会は見えない。 しかし、音だけはよく聞こえるのである。
オリコウなボクは花火の音などちっとも怖くはない。 しかし、とても気になるのだ。 花火の音はお腹にズーンと響くのである。
今日は花火の音がお腹に響かないように、ビスケットを食べて早く寝てし まうことにしよう。
|