ゲンゾー日記
2006年07月31日(月)  ボクのトウモロコシ 

近所のおばあちゃん方の畑では今年トウモロコシを育てるのが流行ってい
るらしい。
おばあちゃん方の畑の一部にトウモロコシが植えてあって、金色の髪の毛
を生やしたトウモロコシの実が日に日に大きくなってきている。
近所のおばあちゃんが作ったトウモロコシは虫もいるけれど、どこにも売
っていないくらい甘くておいしいのだそうである。

今朝、散歩に出た時、道ばたに食い散らかしたトウモロコシの芯が転がっ
ていた。根元から食いちぎられたようなトウモロコシが芯だけ残して見事
に食べられていた。
これを見たアキコは「うう、タヌキめ!」と言って悔しがった。
まるで自分がもらうはずだったトウモロコシを横取りされたような悔しが
り方である。

自分のものでもないのにムキになっちゃって、と思って聞いていたが、ア
キコが「もしこのトウモロコシをもらったら、ゲンゾーにも少し分けてあ
げたのに。」と言うのを聞いたとたん、ボクも非常に悔しくなってきた。
金色の粒が並んでいたはずのトウモロコシ。
噛むたびに溢れる甘くておいしい汁。食べ終わった後、オモチャにできそ
うなトウモロコシの芯。
タヌキめ!ボクのトウモロコシを食べるとは憎いヤツだ!

今日からボクは鶏の番だけでなく、畑のトウモロコシの番もすることにし
よう。


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