ゲンゾー日記
2006年02月10日(金)  鳥のオリンピック 

ボスの話によると、今日から鳥のオリンピックが始まるらしい。
オリンピックというのは色々な国のすごい選手が集まって、日頃か
ら鍛えている技や力や美しさを競い合うものらしい。

ボクの庭にも鶏がいるので、もしやこの鶏のどれかがオリンピック
代表に選ばれて出かけて行くのではないかと楽しみにしていたのだ
が、みんな揃っているところを見るとボクの庭から代表は出なかっ
たらしい。少し残念である。

ボクの庭の鶏たちもそれぞれ得意なことがある。

チビという名前のオスは、鶏小屋のボスで心優しく強い鶏である。
闘争心むきだしで何かが鶏小屋に近づくと、真っ先に近寄って攻撃
をくわえるのだが、鶏たちに決して暴力を振るわない、心優しい男
なのである。なかなか良いボスである。

デカというオスは、ノドが自慢の美声の持ち主だ。
何かが来ると、番犬であるボクをさしおいて大声で鳴き始める。
ビブラートが効いた声はなかなかのものである。もしや番犬である
ボクの地位を狙っているのではないかと思うこともある。

そして、写真はオスダッタという名前のオスである。
小さい時、メスだと思われていたためにこんな名前なのである。
ヤツの得意技はちょっと嫌な技である。
とにかくメスに乗りまくることなのだ。朝から晩までメスの後ろか
らメスのすきを狙っている。
鶏たちが産む玉子の8割は、このオスダッタの有精卵だと言っても
過言ではない。
メス乗り競技があったら、優勝まちがいなしなのである。


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