ゲンゾー日記
2006年01月17日(火)  ナツミカン 

ボクの住んでいるところには、たくさんミカンの木が植えてある。
アキコが近所のおじいちゃんから聞いた話によると、30年前く
らいにミカンの値段が高い時があって、ミカンを植えたら儲かる
というのでみんなが競ってミカンの木を植えたのだそうである。

みんながミカンを栽培したのでミカンが豊作になって値段が下が
り、その後ミカンは全然儲からなくなってしまったらしいが、そ
の頃の名残でこの辺りにはとにかくミカンの木がたくさんあるの
である。

今の時期、この辺りには写真のナツミカンの実がたくさんなって
いる。道にゴロゴロ落ちている実もたくさんある。
みんなミカンへの情熱がなくなってしまったので、夏をすぎても
実がついたままのナツミカンも少なくない。
今年もたくさんのナツミカンが実っているが、ナツミカンの実は
「私たち、もう流行りじゃないのよ」とちょっとすねているよう
にも見える。

ボクは柴犬という仲間の雑種らしいが、ボクもまた流行りではな
いらしい。ナツミカンもボクも流行りじゃないのだ。
でも、今年は犬の年なのでボクはすねない。
ナツミカンの年が来ればナツミカンも元気になるに違いない。
ナツミカン年はいつ来るのか、アキコに聞いてみよう。


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