ひまわりさん観察日記
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| 2005年03月01日(火) |
憧れの油絵(呑竜教室) |
おはなし絵制作、2週目。みんなノリノリ、大きな画面に気持ちよく絵筆で描いていく。
今年の呑竜教室のおはなし絵は、四ツ切画用紙2枚分くらいのダンボール板に、ポスターカラーで描いている。まず、下地にそれぞれの場面からイメージする色を塗って、乾いたところにクレパスで描き、またポスターカラーで色を細かく入れてゆく、という基本手順。
下地のいろ塗りは、太い刷毛を使って。2色に塗り分けたり、グラデーションにしたり。
クレパスで絵を描く、というのが、以外と困難。『絵本』という『見本』が目の前にあるので、「間違えても消せない」という気持ちがどうしても働いてしまう。でも、例年通り、『絵本は真似しないで、自分風の絵を描く』ことと『間違えても、気にしない!』を、モットーに乗り切る。
そしていよいよ絵の具(ポスターカラー)で塗って、仕上げてゆく。いつもの水彩絵の具と違って、紙コップに使いたい色を入れて、たっぷりしたドロドロ絵の具を塗ってゆく。これが新鮮!私もしばし絵の具やさんと化して「次は黄色!」「白とオレンジを混ぜる!」とひまわりさんの注文を受けて、紙コップにつぎつぎ絵の具を入れてゆく。みんな熱中して塗っている。・・・・でもまだまだ、私の理想のボリュームには近づかない。もっともっと、大胆に描いて欲しい・・・
「塗っている感じが、油絵に似てるでしょ?」私は今日いるひまわりさんの中で唯一油絵経験者のさとちゃん(小4)に問いかける。この、ベトベトどろっとした絵の具の感触、ぐいぐい重ねて塗れる感覚。「うん、にてるかも!」さとちゃんは応える。
今日のひまわりさんは、さとちゃんのほかには2年生三人、1年生一人。特にもうすぐ3年生になって油絵を許される三人にとって、油絵は憧れの的。『油絵と似ている』と聞いて、それぞれの絵のえのぐのボリュームがどんどん増してゆく。筆さばきも生き生き大胆になってゆく。
ゆきなちゃんの(小2)の描いたおはなし絵。
おおお〜〜!もうこれは、私の理想を上回っている!いいぞいいぞ、絵に命が吹き込まれたぞ!
いろいろな素材の貼り絵も織り交ぜようかと考えていたが、この絵の具の楽しみだけで充分いける!さあ、今年のおはなし絵も、乞う御期待!!
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