ひまわりさん観察日記
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2005年02月28日(月) 書庫整理(一ノ割教室)

みんな集中して絵を描いて過ごす。せいたくん(小4)の描く車の絵に、新しい展開が。りなちゃん(小5)は先週に引き続き『とびだすひな飾りカード』の2枚目を制作。先週のはお家用。今日のは寮生活をしているおねえちゃんへプレゼントするのだそう。



ゆまちゃん(年中)の作品。おはなし(タイトル)は『ゆまちゃんたち(妹)がおうちでおかしをボリボリたべていたら、パパとママが「うるさーい!」といって、ママがおそうじして、パパはおしごとにいった』。毛糸やティシュや波ボール紙などを貼りました。


油絵をひと通り描き終えて、「休憩する」と言って本棚に向かうけいじくん(小4)。しばらくして、こちらへ戻ってきてひとこと「センセイの名前は何だっけ?」

「さとうゆみこ、だよ」というと、「ふうーん」と言い残してまた本棚へ。

またしばらくして「センセイの妹の名前は?」と言うので、なにを企んでいるんだろうと思いつつも「○○子、だよ」とこたえる。「ふうーん」。

またまたこちらへきて今度は「ゆみこ、は、漢字ではどう書くの?」というから、『由美子』を説明すると、またまた「ふうーん」。むこうに行くけいじくんに「なに企んでるの?」と聞くと、「気にしないで!!」


「気になるなあ〜」と返事をしつつ、敢えて様子を見にも行かずそれ以上追及もしないでいると、代わりにえみりちゃん(小1)が「なになに〜!」と嬉しそうに言いながらけいじくんの元へ。

その後、ふたりの声は聞こえて来ない。妙に静かだ。そんなに集中して(絵以上に!?)黙々と、いったい何をやっているのだろうと思っていると、「名前あり、が、○○册、あった!」と達成感に満たされたけいじくんの叫び声。


あとりえには『絵本棚』とは別に、文章が中心の児童書約20册、小学生向けの伝記5〜6册、マンガで書かれた読み物5〜6册、クイズの本3〜4册、他に古い百科事典シリーズや動物や虫の図鑑数冊を並べた本棚がある。これらの本は、私と妹が小学生のころ読んだもので、自分で選んで買ったものの他にも、従姉からもらったものや、最近街の公共施設の『リサイクル本棚』から頂いたものもある。

けいじくんは、それらの本をパラパラめくり、扉の内側にある手書きの名前に気付いたのだろう。


「この1冊だけ、ちがうなまえだった」・・・従姉の名前だ。
「妹はね、4年生のとき、○組だった」・・・そうでしたか。
「5年生のときはね、△組だった」・・・憶えて無いけど、そうかもね。
「全部で□□册あるうち、名前ありが○○册だったよ」・・・見事なリサーチ結果である。


名前ありの本を棚からすべて取り出し平積みにしてあったのを、えみり助手とふたりで元通り以上にきれいに片付けてくれた後の、けいじ司書のひとこと。「なんか、むだなことに力を使っちゃった」


・・・無駄じゃないよ。ちゃんと私の日記のネタとして、役に立ってくれました。


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