ひまわりさん観察日記
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| 2005年02月27日(日) |
たのしいひなまつり(庄和教室) |
本日お休みするひまわりさんや、最近顔を出さないひまわりさんが多く、前半3名、後半4名での、ゆったりのんびりおけいこ。今日だけ(公民館の)いつもと違う部屋を使用したところ、何事かと部屋を覗く他の公民館利用者多し。その中に、数年前まで一ノ割教室に通っていた元ひまわりさんのお母さんが声をかけてきて、びっくり。いつもの部屋だったらお会いしなかったかも・・
もうすぐひなまつり。桃の花の他にカラフルなガーベラや雪やなぎを花瓶にさして飾ったところ、色鉛筆や油彩で写生をしてくれました。
部屋に飾った桃の花を前に、ポケモンを描く3人組。えりなちゃん(小1)が劇場版のパンフレットを持ってきたのだ。桃の花 v.s. ポケモン。ポケモンの勝ち!!
初めは3人仲良く描いていたのに、そのうち競うように「別のページを描く!」とか「見えないからこっちに(パンフを)置いて!」とか「私がもってきたのにい〜!」などと雲行きがあやしくなってきて、お互いの絵の悪口を言ったり、終いには相手の絵にちょっかいを入れはじめたので(口頭ではもちろん、人の絵に嫌がらせで線を描いたり汚したりというような落描きをすることは、あとりえでは最低の行為とみなしています)、その時点で『ポケモン禁止令』を発しました。
3人ともポケモンのキャラクターをそっくりに描く(つもりでも上手く描けない)ことに疲れはじめてきた頃だったので、素直に「じゃあ何描くの〜〜」なんて言っている。ええ〜〜っ!目の前に桃の花があるのにい〜〜!!(←こころの叫び)
「もうすぐひなまつりだから桃の花をもってきたんだけど、みんなのお家にはおひなさまは飾ってるの?」
さやのちゃんの描いた『たのしいひなまつり』。音楽が流れているイメージで描きました。
すると「かざってるよー!!」とすかさず答えたのは、さやのちゃん(小3)。「おひなさまとおだいりさまのほかに、女の人が3人、男の楽器を持った人が5人、いるよ。」三人官女と五人囃子のことですね。
「それでねー、スイッチを押すと、ぼんぼりに電気がついて、くるくるまわるんだよ。音楽もながれるんだよ」と得意げなのは、しほのちゃん(小1)。ふたりは姉妹なのです。最近はずいぶんとエレクトリックなひな飾りがあるんですね。
それに対抗するように、えりなちゃんは声を張り上げる。「わたしのおひなさまも、ぼんぼりがくるくるまわって、音楽がながれるよ!」
へえ〜、みんなのおひなさま、すごいねえ。未来型ってかんじだねえ。
「でもわたしのひなかざりはねえ、おひなさまはいるけど、おだいりさまはいないんだよ」というのは、えりなちゃん。え?おひなさまだけのお飾りってあるのかな?あまりお目にかかったことはないけれど...
よくよく聞いてみると、もともとおだいりさまがいなかったのでは無く、「逃げちゃったの!」・・・だと言う。!?
その後、みんなに「うそだーー!!」と言われれば言われる程、かたくなに『逃げちゃったからいない』を貫き通すえりなちゃん。えりなちゃんのお家のおだいりさまに、なにがあったのでしょうか?・・・いえいえ、きっと売り言葉に買い言葉で、引くにひけなくなっちゃったんだよね。
でも、大丈夫。「うちにはおだいりさまは逃げちゃったからいないけど、描いておくね」と言いながら、絵の中のおひなさまの隣にはちゃんとおだいりさまが描かれました。そのお姿は、きっと今朝も目にしてきたおだいりさまにそっくりなのでしょう。「よかったよかった。戻ってきて!」
もちろん、3人とも、桃の花も本物を見て美しく描けましたとさ。
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