ひまわりさん観察日記
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2004年12月08日(水) |
がんばる紙芝居(おひさまあとりえ) |
来週のクリスマス会での紙芝居上映に向けて、ラスト・スパートのおけいこに大忙し!
そんな中、紙芝居の絵をまだ描いていないまゆちゃん(年中)が、がんばりました。
『金のがちょう』というおはなしの場面をみんなで手分けして絵を描き、紙芝居にするという、この時期恒例のおけいこ。まゆちゃんはマイペースで一枚の絵をじっくりじっくり時間をかけて描く女の子なので、おはなし絵のおけいこをスタートするのも遅れていました。
先週『どの場面を描くか』決める時にも、描きたいと思う場面は他の子がすでに描いていて、その上「まゆちゃんのような根気のある子にはできるだけ他の場面を描いて欲しい」という大人の都合(ゴメンネ)を聞かなければならず、結局まゆちゃんはどの場面を描くかさえ決まらずに今日になってしまったのです。
ところがまゆちゃん、今日は歯医者さんの予約があって、一時間ほどで帰らなくてはなりません。さあ、たいへんだ!がんばるぞ!!
ひとまず悩んだ挙げ句に『ハンスの抱いたがちょうに三人娘、お坊さま、おばさん、兵隊さん、馬、がくっついた行列』に決まり、みんなはクレパスと絵の具で仕上げたけれどまゆちゃんは絵の具だけで描くと、はりきってはじまりました。
まずは、おかおを描きます。肌色を混ぜて作って、まる、まる、まる、、、とリズミカルに塗っていきます。「ちょっとちっちゃいなあ」とか「へんなまるになっちゃった」とか言いながら、何度もなぞっていくうちに、まるとまるがみいんなくっついていきます。
次は、髪の毛を描こう。黒を出して、行列の前から順に「これはハンスで、これはおんなのこで・・・」と確認しながら髪形を考えて描くまゆちゃん。『おばさん』まで描いた時、「しっぱいしちゃった」と言う。おばさんのうしろには『兵隊さん』『馬』とお話は続くのだけれど、まゆちゃんの絵はおばさんのうしろに小さめのまるいおかおが3つ、繋がっている。
ここまで好調だったリズムを崩してはいけない!完成までもう一息!私に名案がひらめいた!!「じゃあ、この三人は『おばさんのこども』にしよう。馬と兵隊さんは、こっちのあいているところに描いて、行列を見つけたところにしよう。」
それを聞いたまゆちゃんは、おかおがパッとまるく・・じゃなくて明るくなって「そうだね、ちっちゃいからちょうどいいね」といって、こどもを三人、それから馬に乗った兵隊さんを、空いたところに描きました。
それぞれの洋服はクレパス描きして、最後に目と口をちょんちょんちょん・・・と絵の具で入れました。「できた〜〜!!」
まゆちゃん力作『金のがちょう』の長〜〜い行列。
でも、あれれ、肝心のお手手が描いてありません。『くっついちゃった』おててが。
ところがまゆちゃん、ここまで集中して描いたのですっかり疲れて、手を描く元気も残っていません。「じゃあ、おててのかわりに、おかおがくっついているから、これでいいね。完成!」
・・・それもそのはず。実はまゆちゃん、一時間たってお母さんがお迎えに来た時、まだ『お顔の丸』を描いたところでした。まゆちゃんと私(多分お母さんも)の強い希望で、30分程歯医者さんへ行って、その後あとりえに戻ってきてから、続きを描いたのでした。疲れるはずです。
おかおもこどももくっついた、まゆちゃんオリジナルの紙芝居と、三人娘の一人をおかあさんと一緒に作った指人形。クリスマス会が楽しみですね。
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