ひまわりさん観察日記 DiaryINDEX|past|will
ゴム版画の彫り作業。ほぼみんな作業を終える。カレンダーにするため、上級生の3人は2点。下級生5人は1点プラスみんなで寄せ刷り1点。どの絵をどの月にするか、皆に意見を聞きながら決定。最後に、カレンダーの数字をそれぞれ書き込む作業。みんなはりきっていた。
ゆきなちゃん(小2)の本日の絵。子供達だけで電車に乗り東武動物公園に行くところ。春日部市内の小学校2年生の恒例校外学習である。 「こどもたちだけで電車にのっているところと、どうぶつえんをみているところ、どっちを描いたとうがいい?」ゆきなちゃんは、よくこの手の質問を私に投げかける。 ゆきなちゃんに限らず、このようなことを聞かれると、大抵私は「どっちが絵としておもしろいだろうか・・」と考えてしまう。描きごたえのある方、といえばやはり動物園かな、などと、この時も内心思った。でも最近は、あえて答えを出さないことにしている。 「うう〜〜ん、どっちも捨て難いから、ゆきなちゃんが楽しかった方を絵にして。その方が楽しく描けるから」という感じに答えることにしている。 するとゆきなちゃんは迷った挙げ句、この『電車の中の絵』を描いたのだ。 私が答えを出さないことにした理由はここだ。私が選ぶテーマとひまわりさん自身が選ぶテーマが一致しないことが多いのだ。そして、私の期待を裏切ってそちらの絵にしてよかったなあ、と思うことが実に多いのだ。 たとえ絵としてあっけないものだったとしても、いいじゃないか。何を描くか考えるところから、その子の創作活動は始まっている。
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