2015年05月04日(月) |
天皇の料理番 と ちょっとだけミギー |
第二話は第一話以上に面白かったです。
厨房のあの小さな世界にぎゅーっと詰まった、人間関係や修行の過酷さ。
篤蔵がぼっちの孤軍奮闘じゃなくて、下っ端仲間がいてくれることが大きな救いです。
そして前回に続いてやっぱり謎な「どやざ」。
お父さんが言ってたときは「なんだと!?」くらいの意味かと思っていましたが、
篤蔵が自分で自分の頭をボコボコ殴りつけながらあんなに繰り返していたということは、
またちょっと違うのかしらん。
いやー本当に見ごたえあるわー。
ヨカッタヨカッタ。何度も見返したい作品に今期も出会えてヨカッタ。
こうなれば「ようこそ」と「ポキッと」と「アルジャーノン」から離脱してしまおうか。
きっと面白くなるのではとがんばって観ていたのですが(早送りで)、
ストーリーはともかく、この人のお芝居はどうにもウルサすぎて癇に障る、とか、
あまりに上っ面っぽい、とか感じちゃうと、やっぱりもうダメですわ。
熱演とは違う、
とにかく「うるさい」としか言いようがない芝居をする役者さんっていらしゃいますな。
たけるんの篤蔵さんは「熱演」には違いないけど、
この方の熱演はまったくうるさくないし。
先週土曜日の朝日新聞の週刊番組表に、たけるんがフィーチャーされていたのだけど、
その評にとても共感したので、冒頭の部分だけ引用。
佐藤健の芝居を「うまい」と感じたことは一度もない。
大根役者だというのではなく、むしろ逆。演技に作為やあざとさがない。
ドラマ「Q10」のロボットと恋に落ちる高校生も、
映画「るろうに剣心」の心優しき浪人も、
あたかも「本人」そのもののような、役を超えた説得力と現実味がある。
(文・神庭亮介)
まったく同感です。
その物語のその人物になりきる潔さ、なりきるための努力。
そのうえで、演じているとはいえ必ず滲み出てしまうその役者なりの個性がまた
魅力的なのでしょうね。
わたしもこの記事を書かれた記者の方と同じく、
Q10の高校生・平太も剣心も大好きでした。
この役をこの人がやってくれてよかったと思いましてよ。
話がまったく飛びますが、
サダヲちゃんだけ観るわけにもいかず、「ポキっとね」は脱落ですが、
金曜ロードショー「寄生獣・特別編」のミギーがめっちゃラブリーでびっくり。
テレビ用に編集されたのか、グロさもほとんどなかったし。
むしろ、ミギーにいたってはまったくペット感覚のかわいらしさ。
ま、サダヲちゃんの声というのがわたしには大きかったのでしょう。
モーションキャプチャーもご本人によるものということで、
らしい動作とかもあって親しみがわいたというのもあるし。
ご本人がまんまで登場する「ポキっとね」より、
よほどサダヲちゃんを堪能できました。
さてさて。
「天皇の料理番」も楽しみですが、朝日新聞の記事を読んだら
「Q10」もまた観たくなってしまいました。
今見たら、またいろいろ新しい発見がありそうで。
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