今日のおたけび または つぶやき

2014年04月04日(金)  「HUMAN」スピードラーニング中



ドームツアーの初日目前、順調にスピードラーニング中です。

1曲ずつの密度は濃いけれど、9曲通しての長さは37分ほどなので聴きやすいし。




ところで昨日の朝日新聞朝刊の社会面にこんな記事が。








以下、引用。


   長崎市出身の歌手、福山雅治さん(45)が、

   被爆で黒こげになりながら芽吹いた「被爆クスノキ」をテーマにした新曲を2日、発表した。

   福山さんは過去に自らを「被爆2世」と語っていたが、原爆についての曲をつくるのは初めて。


   (中略)


   新曲「クスノキ」は、福山さんの作詞・作曲。2日発売のアルバム「HUMAN」の1曲目を飾る。


   「涼風(すずかぜ)も  爆風も  五月雨も  黒い雨も  ただ浴びて ただ受けて ただ空を目指し」


   ピアノの伴奏によるゆったりした曲調で、生命の崇高さ、たくましさを感じさせる樹木の姿を、

   力強く歌い上げた。福山さんは長崎市で生まれ育った。高校生のときに亡くした父親が被爆していたと、

   過去にラジオ番組で語った。新曲については、「被爆のクスノキの歌をずっとつくろうと思っていた」

   「僕らの世代は被爆2世と呼ばれている。そういうソングライターじゃないと歌えないだろうし、

   なかなか書かないだろう」と先月のラジオ番組で話した。(奥村智司)




こういう歌はニュースにしやすいのかしらん。

文化芸能の扱いというより、社会面にありましたよ。

初聴きですぐに「教科書に載ってもおかしくない曲だ」と感じたくらいなので、

新聞で取り上げられても不思議ではありませんが。




センセーショナルに取り上げようと思えばいくらでもできるでしょうが、

そこはましゃご本人がすでに「加害者側にも被害者側にも傾くことのない」作品づくりを

心がけていると明言されているし、事実そういう作品なので、

記事にもあからさまな政治的利用は感じられなくてヨカッタです。




この曲だけを聴くのと、アルバムの1曲目としてこの曲を聴くのとは、印象がだいぶ違います。

この曲だけ聴くと、記事にもあるように「被ばく2世」が「被ばくクスノキ」のことを歌ったという

かなり重いメッセージにも受け取れ、実際重い内容なのですが、

アルバムのその後に続く曲の1曲目として聞くと、特に重くは感じられなかったりします。




このクスノキのある地で生まれ育ったことは、

このオトコマエさんの人となりを形成したとても重要な要素のひとつなのかもしれないけれど、

それはあくまでもたくさんのうちのひとつ。

アルバムの他の曲にあるような、強かったり弱かったり、カッコよかったり滑稽だったり、

カッコよかったりエロかったり、カッコよかったり素朴だったり、(そりゃだってカッコいいんだもの!)

な、今現在のHUMANなましゃの中に、自然に溶け込んでいる一部分なのでしょうね。




初聴きの際の感想にも書きましたが、

自分にふりかかるすべてを受けとめたうえで、

自分のあるべき姿であり続ける、やるべきことをやり続ける、というしなやかな強さを持つ

このクスノキのあり方を、とても好ましいと感じるましゃがすごくステキです。




こういう詞も書きつつ、

「Cherry」みたいなエロさ全開のギターフェチまる出しな詞を書くましゃも大好きだ。

しかしこれがギターってとこがね、ファンへの思いやりなのか、小心なのか。

と、みせかけてのリアルなのかしらん?



さ、明日はついにドーム初日ですよ!





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