今日のおたけび または つぶやき

2014年02月24日(月)  W宇宙@たまラジ



先週のラジオは、「HUMAN」の宇宙初フルぶっかけと、

ゲストが宇宙飛行士の野口聡一さんということで、W宇宙の一夜。

わたしも宇宙の話は大好きなので、野口さんとましゃの宇宙談義すごく面白かったです。




・宇宙飛行士は人柄

以前、野口さんがたまラジにいらしたとき、宇宙飛行士の条件として「人柄が良いこと」を

挙げておられました。狭い国際ステーションに多国籍の仲間と何か月も顔を突き合わせて

生活しなくてはならないので、それはとても重要なことだと。




野口さんはましゃの知ってる「穏やかな人柄」の双璧をなすうちのおひとりで、

ちなみにもうおひとりは「そして父になる」でご一緒した是枝監督。

ましゃは「この人も宇宙行けるな」と、是枝さんにお会いして思ったそうです。




・ましゃもいつか宇宙に行きたい

サラ・ブライトマンが来年宇宙ステーションに1,2週間滞在し、その間にライブというか

歌を歌うことになっているという話から、ましゃも宇宙にはいつか行ってみたいと。

認可の方法とか、年齢制限はあるのか、とか、大変具体的な質問を繰り出されていました。

本気ですよこの人。




野  「宇宙ステーションに行くということは、乗組員のひとりになるということ。

   何かあったときにはちゃんと船長の指示に従った行動がとれることが必要だし、そのための訓練も必要。

   他のクルーの人たちから『この人なら乗せても大丈夫』というお墨付きも、もらわなくてはならない。」




お客さんじゃなくあくまでもクルーの一員。なので野口さんも実際サラ・ブライトマンと会い、

この人なら大丈夫、と判断なさったそうですよ。

コミュニケーション能力がとても高く、さまざまなアイディアや実行力にあふれ、

世界各地のホットスポットで心身ともに鍛えられているましゃなら、宇宙も全然大丈夫に違いない、

と、ファンの欲目じゃなくても思うのですが。




宇宙ステーションは研究の場なので、行くなら何か自分なりのプロジェクトを

持っていかなくてはいけないのですって。サラの場合はそれが「歌うこと」だと。

となるともう「歌う」プロジェクトは二番煎じになってしまうかー。

でも、ましゃにも何か音楽的なことをやっていただきたいですよね。




コマンダー(船長とか)になる人は50代前半が多く、意外に息の長い仕事とのこと。

40代のましゃはまだ全然可能性アリだそうです。

体力的に一番キツいのは打ち上げとか地球再突入の際の重力で、「上を向いて寝ているところに、

自分と同じ体重の人が4人載ってる」重さなんですって! 

おもわず自分の体重×4を計算してしまったわたくし。つーぶーさーれーるーーーー。




・宇宙に行く前と行った後では、何か変わったか?

福  「かつてアポロ計画で宇宙に行ってきた宇宙飛行士たちが、人生観など

   さまざまな感覚が変わってしまって、きらびやかなだけでなく、悲劇的な方向に

   人生が行ってしまったような人もいたようですが。

   宇宙に行く前に、そういう怖さはありませんでしたか?」

野  「自分の中でどういう変化が起きたのかを知りたい宇宙飛行士は多いと思う。

   それを客観的に知るために、社会学や心理学の先生と研究会をしています。

   僕自身はそんな悲劇的な転向はしてないと思うけど。はっはっは!」←とっても明るい野口さん

福  「燃え尽き症候群というか、何かひとつの真理を見てしまった感、みたいなものはありますか?」

野  「僕がそこまで達観してないせいかもしれないけど、見つくした感、というのはあまりないですね。

   宇宙ステーションに177日間いたけれど、地球は本当に毎日毎日変わっていて、

   帰る前の日になって初めて気づいた地球の姿、というのもある。まだあと1年2年いたとしても、

   新しい発見が続くのではないかな、と思います。」




人類はなぜ宇宙に行くのか? をリスナーに問うたところ、

 
 「人類が進化していくため。宇宙に行きたいと思うのは人類の本能だと思う」 by16歳女子




野  「地球型生物は水の中にしかいなかったのが、陸に上がったことで進化した。

   だからさらに宇宙をめざす。よく見えてますね!」

福  「女の子は真理が見えてるんですよ。男の16歳なんてほんとアホですからね!

   僕も自分のことを思い出してそう思います。」




 「自分が何者かが知りたいから。自分の存在理由が知りたいから」 by21歳女子



野  「彼女も見えてますね! 

   ゴーギャンの絵に『人はどこから来て、どこへ行くのか』というのがあって、僕もそういう問いを

   宇宙に対して求めているのですごく共感できます。」

福  「生命は水があって初めて誕生する、というのが地球の生命体。

   でも生き物のなかには、クマムシのように、とんでもない環境の中で生きていられる

   というのもいる。水がなくてもひょっとしたら誕生し生きていける生命体もあるかもしれない。

   宇宙空間の中にはそういうものも存在するのではないか、という可能性は、

   宇宙にいくと、より感じたりしませんか?」

野  「水も太陽もないかもしれないけど、他の方法でエネルギーを得て存在している生命も、

   他の星にはあるかもしれないですよね。」

福  「たとえば、恒星とか惑星とか、星そのものも命かもしれない。

   その中にたまたま我々のように存在するものを、我々の感覚では『命』だと思っているけれど、

   そうじゃない命っていうものも宇宙には存在しているかもしれない。」

野  「そうですね。いいですねー。深いなぁ、たまラジ〜。」

福  「あははははは! ありがとうございます。」



長いので続きはまた後日。

野口さんがましゃの新曲「HUMAN」を聴いた感想とか、普通だったら絶対聞けない貴重な会話満載です。








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