ガリレオ第二話「指標す(しめす)」はダウジングのお話。
個人的には、第一話よりずっと面白かったです。
犯人も意外だったし、メトロノームや振り子を使った実験も面白かった。
岸谷も命令口調一辺倒だったのが、敬語で「お願い」することを覚え、最後には湯川先生に「泣きつく」
に至り、いい感じに鼻っ柱が少しずつ削られてきているようですし。
湯川先生は、科学で解明できることしか信じない、という人ではないですね。
「現象には必ず理由がある」のスタンスで、不可解な現象の「理由」解明には熱中するけれど、
バチカンが「奇跡」と認めた出来事を頭から否定することもないし、
ダウジングの実績についても「立証も反証もできない」と認めている。
前シーズンでポルターガイスト的な現象を解明した際、「僕は幽霊なんて信じない」と
断言されていましたが、今の湯川先生だったらきっと、そういうことも言わないのではないか、
と思ったり。
今の科学では真実とされていることも、明日の科学ではひっくりかえされるかも、というのが、
研究者の日常でしょうから、柔軟な思考回路や対応力がイヤでも身についてくるのかしらん。
それが対人関係についても同じかというと、そうでもないみたいだけど。
今回、一番笑わせていただいたシーンは、「誰にでもわかる簡単な三段論法」。
1.僕は子どもと話すと蕁麻疹が出て全身痒くなる
2.彼女と話してもどこも痒くならない
3.ゆえに彼女は子どもではない
って、表情ひとつ変えず大真面目に主張されましても。
よく考えたら反論できそうなんだけど、よく考える気にもならない、ってトコで湯川先生の勝ち。
でもさ、子どもは論理的じゃないって湯川先生は言うけど、
論理的じゃない大人だっていっぱいいるし、湯川先生が大好きな「美人の女性」にだって
きっといっぱいいると思うのですが、それは大丈夫なわけね? ってちょっと問い詰めてみたかったり。
モテる設定なのに一向に女性に興味を示さない湯川先生のことを、
ましゃは原作者の東野圭吾さんに「ゲイなんですか?」と質問してみたそうで、
「まったくゲイではない。女好き。美人が大好き」というお答えが返ってきたそうです。
ましゃは「湯川は美人の『形』が好きなんでしょうね」と言っていましたが、
東野さんは「美人が好きな自分が好き、なんだと思います」と。
原作者がそうおっしゃるのだからそうなのだろうけど、わたしとしてはましゃの意見の方に共感。
絶世の美女とか、魔性の女とかをゲストにお迎えする際には、
是非、草薙刑事(北村一輝)も一緒に登場していただいて、
濃いモテ男と濃くないモテ男の競演をお願いしたいです。
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