2013年03月15日(金) |
限界の際で輝くオトコマエさんたち |
昨夜、NHKのニュースウォッチ9では、
もうすぐ1000回公演を達成する「Endless SHOCK」の座長・堂本光一さんのインタビュー。
語らずとも、この方の想いはすべて、舞台に立つご自身が体現していらっしゃいます。
だから、昨夜語られていたことは、舞台を観れば「そういう人だ」ということはとっくの昔っから
わかっていたことなのです。
でも、ご本人の口からあらためて聞くとやはり嬉しいし、ステキな生き方だなー、と思います。
男の中の男、漢の中の漢。
舞台人じゃなくても、どんな職種、どんな立場だろうと、こういう心意気で日々生きているのが
まさしく、人生を「まっとう」していることになるのだろうと思ったのでした。
「舞台は逃げも隠れもできない場所。より自分を追い込める場所でもある。」
「限界ギリギリでやっている人は、すごい輝きを放つ瞬間があると思う。それを表現したい。」
「今、自分に何ができるか。そこにすべてをぶつけていくことで結果が開いてきた。
今、全力投球しておけば、それがきっと何か良いことにつながっていくだろうと信じるしかない。」
「お客さんはシビアなので、ダメになったらお客さんはついてこない。
昨年より今年のほうが良かったとお客様に思ってもらわないと、
絶対にお客さんはついてきてくれない。」
「エンターテインメントという仕事自体、自分はすごく楽しんでやっているし、
それに出会えたことはすごく幸せだと思う。
生がいを感じてやれる仕事に出会えたこと、それに感謝してまっとうしないと、もったいないですよね。」
いい舞台やステージには、素晴らしいエネルギーが満ちあふれております。
それは生身の人間が渾身のがんばりで放ってくれるものなのですが、ときに神々しいほどで、
その圧倒的に強くて美しいエネルギーに、何度も何度も癒され勇気づけられてきたことは、
実感として断言できます。
光一さんが座長として10年以上育ててきた「SHOCK」という舞台ももちろんそうで、
この方が舞台から放つ、まさしく命を分けてくれるかのような力強いエネルギーの素晴らしさは、
テレビでただ美形なお姿をちょこっと見せている時の比ではございません。
ほんと、生き方がオトコマエよね。
で、昨夜はフジの「オデッサの階段」も観たのですが、
光一さんが舞台人として「限界に挑む者の輝き」を体現する人なら、
「ハゲタカ」「龍馬伝」「るろうに剣心」で独特の演出をしてきた大友啓史監督は、
映像作品の監督として、役者から「限界に挑む者の輝き」を引き出す方だということがわかりました。
「龍馬伝」と「るろう」で大友監督に鍛えられた佐藤健くんのインタビューもあり、
とても面白かったので、これはまた後日。
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