「一日一時間歩くだけで全身の凝りは解消される」byましゃ
映画の撮影でずっと座っているシーンが続いたりすると、臀部が痛くなって困る、というお話から、
臀部まわりの筋肉名をすらすらと羅列し、ストレッチだマッサージだ歩くのが一番だと、
雑誌「健康」の誌面のような内容(読んだことないからわからんのだが)になった先週のたまラジ。
腰痛が職業病、という職種は多いですよね。
いやほんと、わたしも近年、劇場の沈み込むようなフカフカ座面に、腰も背中もまるめて
座り続けるのはかなりツラくなってきました。連続2時間超えるとキツいわー。
舞台はそれでもナマを観たさに行くけれども、映画だったら家で見られるまで待つか、みたいな
気分になってしまう。
美輪さまの舞台のように、一幕1時間ぐらい、2回休憩挟んで計三幕、とかだといいな。
立ったり座ったりで動いていられるライブは一番楽かも。
ましゃもおっしゃるとおり、下半身の血流が悪くなると、身体全体の不調を引き起こすし、
上半身の凝りは上半身だけ動かしたりマッサージしても解消するというものではないのです。
ちゃんと下半身を動かさねば。すなわち歩かねば。
てなことは、接骨院のゴッドハンドA先生によく言われましたが、ましゃの身体に関する知識は
ほんとにプロの医療関係者並ですよ。
そんな臀部の凝りと格闘する43歳、上京してからこれまでの「住まい」の変遷についても
語られていましたが、これも楽しかった。
老朽アパートをいくつか渡り歩き、最初は同郷の先輩と一緒に四畳半一間に住み、
その次に家賃の安さに惹かれて移り住んだアパートで、初日に先輩と騒いでいたら、
上半身ハダカでさらし巻いて倶梨伽羅紋々のコワいオジさんに怒鳴り込まれたこと。
ドラマでちい兄ちゃんやってたときは、下の階に大勢の出稼ぎ外国人が一部屋にひしめき、
(初心を思い出すために、今でもたまにそのアパートを見に行くそうだ)、
その部屋から毎日大音響の『SAY YES』byチャゲアスが聴こえていたこと。
仕事でちゃんとお金をもらえるようになって、地下駐車場付きのオートロックのマンションに
住めるようになり、ここが自分の人生の頂点かも! と思ったことなど。
この方は、その時々で「これが自分の頂点だ」と思うらしく、そのたびに
「これから先はもう坂を転げ落ちる人生」と覚悟するクセがおありのようで、
「驕れるもの久しからず」ってすぐ思うんですって。
とても謙虚というか調子に乗らない方ですが、そういう方だからこそまだ登り続けて
おられるのかしらね。
というか、まわりから望まれる役割やお仕事に誠実に応えていると、
自然と登り続ける状態になってしまうのかしら。誰だってそういう人とお仕事したいものね。
で、若い頃の貧乏生活は、今思い返してみても、全然イヤじゃなかったし、
苦しくなかったし、むしろ楽しかったと。
荘ちゃんも風呂なしの質素なアパート生活の時代があったそうで、ふたりですっごく
楽しそうに懐かしそうに語り合っていたのが、とてもステキでした。
いまはもちろん「スター」にふさわしいお住まいでお暮らしですが、
東芝の企業広告CM 「社会のecoスタイル エネルギーソリューション」篇
みたいな優雅な朝ではないそう。
朝からバタバタですっごく機敏に動いているのですと。
このCMのBGM「愛は風のように」は14年前の作品ですが、
東芝さんが「是非この曲を使いたい」とのことで、あらためて録音しなおしたのだそう。
たしかに今のましゃの声になっていて、一瞬新曲かと思いましてよ。
爽やかでこのCMにぴったりですな。
若かりし頃の生活を語ってもみじめさはなく、今の生活を語っても驕りもなく、
どんな状況もどどんと大らかに受けとめているような印象を受けて、ほんとステキだなー、と。
おそろしく緻密で厳しく完璧主義なお仕事への姿勢と、自分の昔や今を語るときの
この大らかで飾らない雰囲気、このギャップがなんとも不思議。
何にせよ、明るく笑い飛ばして話してくれると、聞いていても本当に楽しいです。
|