| 2011年06月13日(月) |
「JIN」第九話/「マルモのおきて」第八話 |
「JIN」第九話
凡人アタマのわたくしの予想をぜーんぶ裏切っての怒涛の展開。
畏れ入りましてございます。
「龍馬さんが生き続ける世界を見たい」と仁先生が頑張るのは、龍馬さんのさらなる活躍で、
日本はもっと良い方に変わってゆくことを信じているからだと思うのですが、
龍馬さんご自身の言葉の端々からは、たとえ生き続けたとしても政治からは身を引く
ようなニュアンスばかりが伝わってきます。
とすると、暗殺を阻止したとしても結果的に未来は変わらないということでは、と、
新手の歴史的修正力の手ごわさをうっすら感じてみたり。
それにしても。
龍馬さんを斬るのは恭太郎兄ちゃんなのね、と予想したら、
土壇場でまさかの東の刀で斬られるわ、
そして仁先生が龍馬さんをかばって斬られるのね、と予想したら、
ただ龍馬さんの血を浴びただけだわ、
龍馬さんと運命共同体だと思っていた中岡が、ひとりで先に殺されちゃうわ、で、
ことごとく大ハズレなのでした。
予想通りに進んでくれなくたって、予想よりずっと面白いので、むしろ大歓迎ですけどね。
しかしここに来て、恭太郎兄さんがこんな歴史的重要人物になってしまわれるとは。
仁先生が江戸時代に来て最初に関わった人が恭太郎さんでしたものね。
恭太郎さんと仁先生も、不思議な縁で結ばれているのですね。
あともう2回で終わりですか。
また性懲りもなく色々予想して、まんまと大ハズレなのですよ、きっと。
そうそう、寺田屋のお登勢さん(室井滋)が、「銀魂」のお登勢さんにイメージぴったりで、
個人的には大変納得な配役でした。
「マルモのおきて」第八話
すごくよかったですー。
今までの中で一番好きな回かも。
二人の子どもたちとムックの演技の天才っぷりはそりゃもう凄いものですが、
普通だったら絶対勝ち目のない子ども&犬を相手に、それも天才子役&天才俳優犬を相手に、
全然負けないサダヲちゃんの天才っぷりが凄すぎる。
最初のいくつかのシーンだけでも「なんだこのサダヲちゃんワンマンショー状態は」と
感服したのですが、最後までそのまんまだったものね。
「五度見」とか、「きのこの歌」のタイミングとか、もちろんこれだけじゃなく他のどのシーンもだけど、
天才的表現力としか言いようのない素晴らしさ。
サダヲちゃんのマルモは本当にステキです。
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