昨夜のチャリティマッチは、ただのみーはーサッカーファンにも無条件に楽しいひと時でした。
万難を排して集合したスター選手の面々。
川島のあの鉄壁の守りと「面構え」は、いつ見ても安心感を覚えますー。いいわー。
川島だけじゃなく、誰が大写しになっても嬉しかったですけどね。
キングの称号を持つ男はやっぱりキングだったし。44歳あなどりがたし!
で、大ちゃんがそのキングに肩を組まれて親しげにお話されていたのはいったい?
途中、応援メッセージも色々流れたけど、内田の
「ひとりひとりが、できることをやりましょう。 日本がひとつのチームなんです。」
これは本当に名言ですな。
最初に聞いた時から「そうだった。その通りだ。」と、とても単純明快なことを気づかされた気がしました。
チームの誰かが不調だったり故障したりしたら、他がそのサポートに全力を尽すだけです。
とは言っても、やはりわたしにはほんの少しの義援金を送るくらいのことしかできない。
せめて今回1回きりでなく、細々とでも継続できたら、と思っております。ほんとーに細々だけど。
著名人や海外からの寄付額は、億という単位がふつーに飛び交っているのが凄いですねー。
でも本当の復興には何十兆、何百兆という単位のお金が必要とも聞くし。
いくらあっても足りないくらいだろうから、ちゃんと経済まわしてお金を生み出して、
あっちでもこっちでもやってるチャリティ活動のどれに参加するもよし、
各地の災害対策本部に直接託すもよし。
日曜日の「福山雅治のSUZUKI Talking FM」に、クリエイティブディレクターの箭内道彦さんがいらして
寄付についてお話されていたのが微笑ましかったのでちょっとご紹介。
ちなみに箭内さんは福島県出身で、同じ福島県出身のミュージシャン三人と「猪苗代湖ズ」というバンドを
結成してチャリティソングを制作・配信し、収益を福島に寄付する活動を始めました。
福山「箭内さんはまず1億円を寄付しようと考えたんですよね。」
箭内「そうです。かなり浮き足立ってました。」
福山「それで、手持ちのポケットマネーは1億円なかったので、とりあえず銀行に行って
『1億円貸してください。寄付したいのですぐ1億円ほしいんです』と。」
箭内「はい。」
福山「そしたら銀行の人に『寄付のための借金はできません』って断られて。」
箭内「断られました。なので別の方法で1億円に到達するようがんばろうと。」
福山「で、『猪苗代湖ズ』というバンドで楽曲を作って売り上げを福島へ。」
箭内「もうオレ福島と結婚しようと思って。」
福山「ほお!」
箭内「207万人になんとか心強いと思ってもらいたいと思って。
もう『一生僕が支えます!』と思ったら、これは結婚だな、と思いました。」
福山「そーいうことですよね。」
箭内「これか、結婚って! と思って。」
福山「浮き足立ってないですよね? そこは。」
箭内「浮き足立ってます! それでもいいじゃないかと思って言ってます。」
福山「結婚・・・いいことですからね!」
箭内「はい。ま、向こうが何て言うかまだ返事聞いてないですけど。」
福山「相手あってのものですね。そう言えばね。」
いいですねー。
必死で一途だけどどこかヌけてるちょー売れっ子業界人の様子が、
なんとも微笑ましいです。
著名な業界人なら誰でもすぐポンと1億出せるわけでもないのね、とか、
とりあえず肩書きだけで1億貸してくれたりもしないのね、とか
非常時でもやっぱり銀行は冷静だわ(っつーか、あたりまえですけど)、とか、
発見もいろいろありつつ、でもやっぱり一番ステキなのは、
一生懸命がゆえのラブリーなあたふたっぷり。
銀行さんも、バッサリお断りするにしても気持ちだけは汲んでくれたことでしょう。
当初は誰もが浮き足立っていたけど、もうその時期はすぎましたね。
地に足つけてやっていかねばね。
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