| 2010年09月30日(木) |
「SP 野望篇」完成披露試写会 |
強運な友人が当選しまして、東京国際フォーラムに同行させていただきました。
つえーーーーー!
SPつえーーーーーー!
と、本編を拝見しながら何度心の中で叫んだことか。
「要人を護る」というただ一つの目的のために、次々に襲い掛かる危機に冷静沈着に対処してゆく
「動く盾」の活躍が、本当にスリリングでカッコよかったです。
ただ、この「野望篇」に続く「革命篇」をもっての完結となるということで、
ほぼ90分という短めの上映時間で描いているのは序章にすぎませぬ。
正直なところ、もうあと1時間くらい足せば今回で完結できたんでないの?
とは思いましたが。
ま、これを観てしまったら「革命篇」を観ずにはいられないです。
ズルイですよ。でも観ますよ。観たいですよ。
監督が「こんなにしゃべらない主役も珍しい」とおっしゃっていましたが、
確かに全編を通して、セリフは少ないです。でも、主人公がじっと沈黙して神経を研ぎ澄ませながら、
静けさ、暗闇、人の動き、から危険を察知する様子は本当に緊迫感があるし、
テロリストとあんだけ戦いながらしゃべれるわけないし。
言葉少なくとも、表情や動きで感情のすべては伝わってきます。
上映前の舞台挨拶に登場された5人のSPがまた最高にカッコよくて。
あのゾクゾクするようなテーマ曲とともに、でっかいリムジンがステージ中央にゆっくりと現れ、中から
岡田准一、堤真一、真木よう子、松尾諭(まるくてでっかい人)、神尾佑(クールでカッコイイ人)が登場。
「本日は本当の要人を警護していただきます」との司会者の声と共に、最後に麻生元総理(本物!)が現れ、
客席まで元総理を警護しながら送って行く、という演出。
元総理の本物のSP2名も5人の両脇に並んでいたのですが、本物はやはりガタイが違います。
その後、全員がひと言ずつ挨拶したのですが、なんと! 岡田くんは劇中でも披露していた
カリ(フィリピンの武術)とジークンドー(ブルース・リーで有名)の修練を重ね、
この試写会前日の9月28日に、その両方の師範になられてしまったそうです。
すごいー!
おかっちすごいー!
おかっちとか言ってられませんよ。師範ですよ?
映画では(TVシリーズもでしたが)実際のアクションをスタント無しで全部こなし、
アクションシーンのプランを立てることなども担当し、他の共演者のアクションシーンも
リードしたりしていたそうで、共演者全員から「師範」と呼ばれていました。
ご本人はいつものようにとても物静かな様子で、照れていらっしゃいましたけど。
いただいたパンフによると、TVドラマのSPは2007年11月〜2008年1月のオンエア。
色々な事情で映画が公開されるまで実に3年近くたってしまっても、岡田くんはTVシリーズが
始まるずっと前から準備していた身体作りや格闘技の修練を、撮影が中断していた間も、そして
撮影が終わっても、ずっと続けていらしたのですね。
岡田くんはとても繊細なお芝居をなさる本当に魅力的な役者さんですが、
アクションの技術も会得されたことで、さらに活躍の場を増やされるのではないかと。
すんなりと映画公開されなかったことが、かえって岡田くんのあらたな魅力を生み出したのかもしれませぬ。
もちろんそれは、その間の時間も無駄にせず、ご本人が努力を続けられていたからこそですが。
公開は10月30日です。是非!(すんなり回し者)

(美しい岡田くんの鼻の下に折り目入っちゃってごめんなさい。)
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