関東地方、先週末は桜満開。
わたしも、土曜日は近所の名所、日曜日は皇居周辺の桜を愛でてきました。
考えてみたら、帝劇、日生劇場、歌舞伎座、新橋演舞場と、有楽町・銀座界隈には
よく行くのに、皇居のまわりをぐるっと一周歩いたのは昨日が初めてでしたよ。
1時間ほどのお散歩にちょうどよかったです。
車道(内堀通り)は一般車両は通行止めで、自転車専用になっていましたが、
日曜日はいつもああいうことになったのですか?
お気楽サイクリング隊と、エイリアン帽を被った真剣バイク隊が入り乱れて走行なさってました。
さて。
龍馬さんがあんまりカッコよすぎて、ちょっとせつない第二部の幕開けです。
素敵になればなるほど、その最期を見届けるのが本当に悲しくなるので。
土曜深夜の番宣番組で香川照之氏がおっしゃっていましたが、
歴史上に実在した人物を演じるということは、その人ともう一度一緒に生きている、
実際にその人の力を借りている、と思えることが多々あるそうな。
福山龍馬さんを見ていても、「ああもうこの人、龍馬さんだ」と、いつからか思うようになったと。
クランクイン前の福山ご本人はちょっと自信がなさそうで、「早く暗殺されたい、早く殺されたい」
なんて言っていたのが、撮影が進むにつれ、あるときから「死にたくない、もっと生きたい」と、
言うようになったのだそう。香川氏いわく、そのあたりから本当に龍馬さんになられたようだ、と。
ほぼ「ガリレオ」しか存じ上げないわたしとしては、
あんなに線が細く、神経質そうな役どころしか似合わなそうだった人が、
いつの間にやらギリシャ彫刻なみにお顔立ちにはノーブルさが加わり、お身体は逞しくビルドアップされ、
無骨で荒々しくも清々しい、人好きのするちょーラブリーなキャラクターにぴったりハマっておられる、
というのが、もう本当に驚き以外の何物でもなくて。
真摯に努力を続けるオトコマエさん方の進化には、限界はありませんな!
第十四話の龍馬には、もはやエエとこのおぼっちゃま風ななまっちょろいところなど微塵もなくて、
ちょっとスレた感じの口調や声のデカさといい、堂々と遠慮のない立ち居振る舞いといい、
眼光の鋭さといい、まさしく龍馬顕現! といった感じです。
なかでも、わたし的に「これ龍馬!これこれ!」と思ったのは、弥太郎の肩をがしっと掴んで、
土佐への帰国を強く勧める場面。
声もデカいが顔も近い!
あのダビデ像のような、アポロン像のような、薄汚れてはいても徹底的に端整で彫りの深いお顔が近い!
つねに噛み付かんばかりに迫ってくるあの弥太郎もタジタジの近さ。
でもあの近さこそがまさしく龍馬なのでございます。
龍馬の美しいお顔にあそこまで至近距離で迫られては、
さすがの弥太郎も、うぶな乙女(notねえやん)か、身動きの取れない小動物のように見えましてん。
小動物のようと言えば、もうひとり。
月明かりの下でひとり泣いていた以蔵ですよ。
武市さんワルい人だわー。「オマエはオレのたった一人の友達」って龍馬にも同じこと言ってたし。
そーいう人だったのか武市さん。それにまんまと懐柔されてしまった以蔵が哀れです。
あのくりくりと愛らしいでっかい目が、冷徹な鋭い人斬りの目になってゆくのですね。
以蔵もカッコよすぎる!
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