今日のおたけび または つぶやき

2010年04月08日(木)  「薔薇とサムライ」







カッコイイ女海賊姿の天海祐希嬢と、相変わらずデカイ頭の石川五右衛門な古田新太氏の

ツーショがもう! もう!もう!もう!


画的にはミスマッチもはなはだしいのですが、そんなふたりが息ぴったりに歌い踊り

激しい殺陣を繰りひろげ歌舞伎ばりの見得を切るなんて、

こんな豪華で凄まじいことをいったい誰が思いつくのかと。

とにかく新感線らしく、ド派手でド派手で大騒ぎで馬鹿馬鹿しさもハンパない舞台でした。



今回は古田新太氏が大活躍です。

私が今まで観た作品の中では、わりとラスボス的に重要場面でのみ活躍、というのが多かったのですが、

今回は出番も多いし、もちろんセリフも殺陣も踊りも歌もとても多い。

バレエダンサー並みにくるくると華麗なジャンプをあの巨体が披露なさってたのは凄かった。

芋洗坂係長といい、ああいう体型でもキレのある踊りができる人っているのねー。



痩せていればもっとカッコイイのに、と、もちろん誰もが思うところでしょうが、

そうなると、あのむっちりと肉感的なお身体をネタにして遊ぶこともできないし、

あの風貌だからこその「怪優」っぷりがなくなるのはとにかく惜しいので、

やはりあの方はあのままでよろしいのでしょう。


ほっそりとイケメンな役どころは、あまたの客演にまかせておけばよろし。




女海賊で王族でもいらっしゃるアンヌこと天海祐希嬢をナマで拝見するのは、

「阿修羅城の瞳」以来ですが、こちらも相変わらずの堂々たる美しさと歌声。

ビジュアル的には、わたしの好みで言えば、阿修羅城のお着物姿のキャラの方が好きだったかも。



今回、軍服姿になられるところがあるのですが、あまりに似合いすぎて、

「わたしは今、ヅカの舞台見ているのか? これはベルバラなのか?」(宝塚を観たことはないのですが)

と思うほどで。


べつにそれが悪いわけじゃないし、

そのせいで強烈でド派手な他の共演者の方々が霞むわけでもないのですが、

なんだか「男役」っぽく見えちゃうのがもったいなかったですよ。

だってアンヌは、ちょーオトコマエな心意気は持っているけどチャーミングな女性なわけだし。



おなじみの顔ぶれは、いつもどおり、居るだけで面白い実力者ばかり。

容赦ない変態キャラの橋本じゅん、知的で策略家のイメージぴったりのメガネ中年・粟根まこと、

貴族な奥方から恥ずかしい下ネタまでなんでもこなす高田聖子。



客演は、お姫様な神田沙也加、その祖父で国の実権を握る藤木孝、アンヌを愛する隣国の王子・浦井健治、

銭形警部なみの執念で五右衛門を追いかける一匹狼・山本太郎。



沙也加嬢は可愛らしいビジュアル以上に、芝居でも歌でもしっかりした実力をお持ちで、スターのDNAを

ひしひしと感じさせます。斗真とヤラさんの「グリース」でもずば抜けて上手でしたが、やっぱりこの人は凄い。



70歳の藤木孝氏が、かなり出番が多いにもかかわらず、動きもセリフも実に若々しく、

なかなか腹のうちを見せない素敵な悪役を好演なさっていて、ちょっと驚愕でした。

この方はたしか最近の「ブラッデイ・マンデイ」で、閣僚の会議シーンに出ていらしていて、その時に

「久しぶりに拝見するお顔だけど変わってないわー」なんて思っていたのですが、いやいや、変わってない

どころじゃなかった。70代の活躍おそるべし。

逃げも隠れもできない舞台上でのお姿を拝見して、その役者さんの実力に改めて驚愕させられることは本当に多いです。




で、有名なミュージカルなどでご活躍中で、そのお名前だけは存じ上げていた浦井健治氏。

すっごくいい人なんだけど、ちょっとへなちょこな美形王子を熱演なさっていて、とても魅力的でした。

歌も素晴らしくて、アンヌにむかって臆面もなく「美しすぎる〜♪ ああ、美しすぎる♪」と謳い上げ、

それにトリハダ立てつつ「ああ 大げさ過ぎる〜♪」と熱唱で返すアンヌとか、らぶりーだったらありゃしない!


この方も相当な長身で「ザ・王子」っぷりも素晴らしかったのだけど、天海祐希嬢の衣装とビジュアルが

そのさらに上をゆくオトコマエっぷりだったので、もはやどっちが王子なんだかわからないほどでした。



新感線最高っす!







 < 過去  INDEX  未来 >


ふー [MAIL]

My追加