| 2009年11月06日(金) |
THIS IS IT |
やっと観てきましたー。
ふつーにライブに行くような気分で、昨夜はわくわくしていましたよ。
面白かった! 最高のステージでした。
リハ風景とはいえ、私には客がたまたま映ってないだけの立派なライブ映像。
いや、客はいつもいましたね。ステージ下で見ているダンサーの皆さんたちが。
彼らのリアクションがまた最高で。
MJと一緒に踊っているときは、選び抜かれただけある素晴らしいパフォーマー
なのですが、そんな彼らがステージ下から、歌い踊るMJを見上げているときは、
もう幸せで幸せで仕方がない、嬉しくて嬉しくてどうしようもない、ただのファンの姿。
全身で喜びと賞賛を表しているそんな彼らを観ていると、さらに幸せ感アップなのです。
この素敵な映像を観た今、わたくし、MJに心から謝りたい気持ちですの。
正直、MJという人を甘く見すぎていました。
そりゃKing of POPなのはもちろん知っていたけど、
「スリラー」だって「ビリー・ジーン」だって「BAD」だって「ビート・イット」だって
全部リアルタイムで聞いていたしどれもカッコイイと思っていたけれど。
さすがに全盛期ほど踊れないだろうし、顔いじりすぎだし、みたいな。
心から土下座。 久々に使ったぜデカいフォント。
重力を感じさせない美しいムーンウォークは全く遜色なく健在。
美しい足捌きだけでなく、全身の動きが本当になめらか。
なのにびしっとキレもあり。(季節はずれのビールのCMみたいですまん。)
その動きと、高音のあの独特の声とが、ありとあらゆる楽器の音色に溶け込んでいて、
その姿はまさしくアポロンに選び出され、ミューズに愛されるにふさわしいかと。
曲や演出が素晴らしいのはもちろんですが、
ステージを作り上げる過程のスタッフやダンサーたちとのやりとりが観られたのも、
MJの人柄を知る良い機会でした。
妥協を許さない細かい指示を、つねに穏やかに根気強く、相手を励ましながら
出してゆくMJ。相手が萎縮しないように、最大の心遣いをしながら。
これはスタッフからMJへの態度も同じで、信頼とリスペクトの気持ちが
つねにある、本当に気持ちよい、大人同士の仕事場の風景でした。
「Thank you」「God bless you」「I love you」の言葉が、惜しみなく、
でもうわっつらじゃなく的確に飛び交う、素晴らしい現場でした。
これほどのリスペクトと信頼関係で結ばれ、
これだけ有能なスタッフ、ミュージシャン、パフォーマーたちが
MJを中心にここまで完成形に近づけてきた壮大で重厚で最高にカッコいいステージ。
なのに突然MJは逝ってしまった。
このステージにかかわったすべての人たちの喪失感たるや、どれほど凄まじいものだったか、
この映像を観て初めて、というか、ようやく実感しました。
エンドロールではもう涙があふれて仕方ありませんでした。
この喪失感は、何をもってしても埋められないだろうけど、
つねに最高のパフォーマンスをみせよう、観客を非日常の素晴らしい空間につれていってあげよう、と
全身全霊で取り組むMJの最晩年の映像が残されたという奇跡はその代償かもしれませんね。
そしてそれは、これからも一生ナマMJを見る機会はなかったかもしれない世界中の人たちに、
その姿を見せてあげられる機会となったわけで。
もちろん私も、その恩恵に浴したひとりです。
ひとつの伝説ができあがるには、なんと大きな代償があることか。
MJよ安らかに。
あなたの最後のステージが観れて幸せでした。
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