「オーラの泉」についに堂本光一氏ご登場です。
並の人間じゃないということはもちろん存じておりましたが、
それをまた再認識させていただきました。なんか嬉しい。めっちゃ嬉しい。
どこの国の王家だったのだろうね?
布の斜め掛け装束は、こーいちさんのお衣装にもいっぱいあって、どれもこれもお似合いでしたが、
やはり昔から着慣れていたのか。
南米?と言われるとインカの王様のイメージですが、
浮かんでくる映像で一番しっくりくるのはミラコンのオープニング獣王さまです。
この方は、人の上に立つ(リーダーという意味で)人物として理想的だと常々思っていましたが、
やはりそういう人生を生きていた時代があったとは。
しかも、
「皆がこんなに自分を尊重してくれるのに、大事にしてくれるのに、
自分は人々のためにまだこれしか貢献できていない、
皆のためにもっとやらなきゃいけないんじゃないか、まだ足りないんじゃないか」
と、平和な時代でもずっと思い続けていた謙虚な王様だったとは。
王様で謙虚ってなかなかいないと思うよ?
たとえ始まりは「世のため人のため」と思って権力の座についても、
長年ちやほやされている間にただの独裁者になっていた、というのが歴史の常なのですから。
そして一芸能人を生きてる今は、客を喜ばせるためにもっと何かできないか、
もっといい作品を作るために何かできないか、と、自分に満足することが決してない。
だから慈愛の紫なんだね、オーラが。
自分の名声が目的ではなく、他者への貢献、を第一に考える人の色だ。
てっきり情熱と冷静の赤と青だとばかり思っていたから、紫は意外でしたよ。
でも嬉しい意外で、深く納得の意外でした。
王様の時代に側近だった人や、彼を尊敬していた人とかが、
今の時代にも彼のスタッフの中にいたり、ファンの中にいたりしたら、と考えると楽しいね。
っつーか絶対いるだろうね。
芸能人やアーティストとそのファン、というのも立派にご縁のひとつだと思うからさ。
うん。同時代を生きていた王様と民衆くらいの関係だったとしてもおかしくないよね。
・「自分のパワーの強さに自分の身体がついていかない」
これも本当にその通り!と思ったりするのだが、
長年彼を見続けていても、ここまで的確な表現はできませんね。
・「ほけーっとしている時は、魂だけ自在に旅行中。」(こういう言い方ではなかったが)
こーいちさんは他の舞台とか作品とか、それほど観たり聴いたりする時間はないのに、
なんでこんな凄いアイディアが出てくるのだろう、どこでインスパイアされているのだろう、
というのがずっと疑問だったが、魂がちゃんとネタを仕入れに出かけていたとは!
・「後ろについていてくださる方が、牛若丸のように横笛を吹いている高貴な方。」
これも、お侍さんや修行者だとばかり思っていたから、意外。
でもある意味全然意外じゃない。ぴったり。
・「音や音楽に囲まれてステージにいるのが一番ふさわしい、あるべき姿。」
ミラコンDVDを観ればそれはもう一目瞭然ですから。
僭越ながら、美輪さまにも江原さんにも是非ご覧いただきたいくらい。
・「龍神系。」
天気予報があたらないのは自分のせい、と、やっと認めた霊感王子。
・「信頼で結ばれている家族。」
こーいちさんのご家族が、愛情過多の過干渉でも無責任な放任でもなく、
何事につけても「程よく」光一さんに接してくれて、
がっつり信頼で結ばれているご家族であるというお話は、何度聞いても素敵。
そういう人間関係は、物理的に距離が離れているとか、一緒に過ごす時間が少ないとか、
そんなことは全く関係なく絆を維持していけるのだろうね。
一応自分も親なので、この部分は一番見習うべき点だと思っております。
・「今はもう迷いを抜けた時期。」
何より嬉しいお言葉ですね。
色々迷っていたのが2年前というと、ソロデビューするかどうか、ってあたりだったのではないかと
推測されますが、それに挑んだ結果、美輪さまがおっしゃるように「色々な意味で自信ができて、
『自分はこういう方向でいいのだ』という確信がもてた」というのは、
彼の作品の素晴らしさからも全く異論のないことでございます。
あとはもう、まさに
「まだ足りぬ 踊り踊りて あの世まで」 (六代目尾上菊五郎辞世の句)
を貫くのみですね。
美輪さまの的確すぎる例えにはもうひれ伏すばかりでございますよ。
ご本人も、この句はご存知なかったとしても、その心意気はしっかりお持ちでしょうし。
こーいちさんの色々と「凄い」理由がいくつも解き明かされてとても興味深かった。
充実の1時間でした。
とは言え堂本光一という人は、こういう話を聞いたからといって、後ろの方に頼ろうとか、
だから自分は凄いんだとか、そんなことは一切思わないだろうし、
きっと今までと変わらずすべてを自分の責任として潔く引き受けて、
真摯に仕事をこなしていくに違いないのだ。
・・・やっぱりオトコマエすぎる(感涙)
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