せらび
c'est la vie
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みぃ


2005年12月03日(土) 浅ましい人々に驚く

昨日の今年最後の「月例会」は、悲喜交々であった。

良かったのは、講演自体は非常に興味深い内容で、またその後の質疑応答なども大変盛況だったという主催者的安堵と、講演者が如何にこういった「公な場で喋る」という事に慣れているかが良く分かって感心しながら大いに勉強になった、という個人的利点である。

また、講演の前後に他の会員らと「事務会議」をしていたのだが、予想通りというかそれより大幅に少ない出席者は例によっていつものメンバーのみであったのは残念だったが、しかしワタシの提案事項には皆概ね賛成だったので、最終的には楽しく酒を酌み交わしながら今後の計画を練ったり楽しいお喋りなどして過ごせたので、それも良かった。


もうひとつ予想外だった点は、今回の会では一寸した「忘年会」を兼ねてそれぞれ食べ物や飲み物を持ち寄りでやろうという話になっていたのだが、実際その「いつものメンバー」が簡単なものを持って来ただけで、その他は「お触れ」を全く無視して手ぶらでやって来やがった。

来ただけまだ良しとすべきかも知れない。

しかしその中には、ワタシが夜中に油で胸を悪くしながらも頑張って拵えた「鶏の唐揚げ」や同僚作の「ちらし寿司」などを、講演会中で誰も見ていない隙にこっそり「弁当箱詰め」して大量に持ち帰った図々しいババアども中高年女性の皆さんが幾人かいたのである。

一体どういう了見だろうと怒るより寧ろ、余りのマナーの悪さに、ワタシはショックで暫く立ち尽くしてしまった程である。あの特大サイズのタッパーウェアに「鶏の唐揚げ」をきっちり詰まるだけ詰めて来た筈なのに、ほんの一寸目を離した隙にそれは三分の一程に嵩が減っていたのである。何故?そんなに客もいないのに。

しかもその馬鹿女ども中高年女性らは直接この団体のメンバーではないので、会費支払いその他の義務を全く果たさないでも済んでいるのである。勿論、「持ち寄りパーティー」だからと言って何か持って来た訳ではない。

事に、講演中に途中退席したババアは、その日の講演者と親しい「関係者」であったから、こちらも一寸油断していた。まさか関係者の癖にそんな下品な真似をするとは、思いも寄らなかったのである。しかも途中で席を外すのだから大人しくずらかるものと思っていたのに、一体こそこそと後ろで行ったり来たり何をしているのかと思ったら、「弁当箱詰め」の最中だったという訳である。

また別のババアどもは、ワタシが講演者用に食べ物を選り分けて持って行こうとしている際見たら、テーブルにあった拳大のチーズ二塊程をよいしょ!とばかり自分の取り皿に乗せ、唐揚げもまた勢い良くがば!とよそい、その他日本的菓子類などもざざ!と流し込み、更に別の紙皿をその上に被せて隠し、何事も無かったかのようにすっ呆けた顔をしていた。

ワタシはそのババアどもの目の前で別の同僚に、さっきあれ程あった筈の「チーズ」はどこへ行ったのか、「チーズ」はどこだ、と日本語で何度も連呼してみたのだが、そんな可愛らしい抵抗はこの厚かましいババアどもには全く無駄であった。


いつもの会合だったら、ワタシか誰か他の同僚をひとり、食べ物・飲み物のテーブル付近に待機させるようにしているのだが、今回はばたばたしていてそこまで気が回らなかったのは難であった。関係者が誰もその区域にいないで「無法地帯」と化してしまったのである。

それでも、何しろ「客」は主に学術関係者という事になっているので、もう一寸節操があると思っていた。大学教授・大学院生、研究者などの「学者」という類の連中は、金は無くとも名誉はある(学生にはそれすら無いが)、という事になっている筈である。まさかそんなにがつがつしたマナーの悪い恥晒し者が来るとは、全く予期していなかったのである。

未だにショックが収まらない。

それらが二ホンジンで無かったのが、せめてもの救いである。



まぁ兎も角、これでワタシのこの団体の代表者としての大忙しの日々は、束の間とは言え一段落着いた。お疲れ様、ワタシ。

お陰でその他の作業は全然終わっていないのだけれども、まぁそれはそれ、ひとつずつ片付けて行くとする。焦るな、ワタシ。日々是精進。



今週末は割合ちゃんとした雪になるらしいのだが、脅す割には中々降って来ない。しかも、そんなに言う程寒くもない。本当は降らないんじゃない?と天気予報士にちょっかいを出してやりたくなる。

わくわくと窓の外を眺めながら、夜が更けて行く。



あら…

そうこう言っているうちに、気付いたら屋根の上が白々しているではないか。

予報士諸氏、疑ってすまぬ。貴方方のプロとしての知識に、素人のワタシ、感服す。お見逸れ。


雪やこんこん。


昨日翌日
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