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みぃ
明日は、というかもう今日になってしまったけれど、日本的に言うところの「確定申告」というやつの締め切りである。 そして、間際になってもまだ書類を読み返している困ったさんがひとり。 もっと早くに手を付けておけば良いのに、お前さんと来たら、一体何をやっているんでしょう。大体初めての作業じゃないのだから、どれくらい時間が掛かるかなんていう見当だって付いている筈だというのに。こういう事は余裕を持って始めておかないと。早いうちに始めて、さっさと終わらせてしまえば、こんな間際になって慌てなくても良いでしょう。夏休みの宿題と一緒。八月三十一日の泣き面。覚えがあるでしょう。いい年をして、どうしてまたそういう不始末を仕出かすのだろう。自分以外誰も泣きやしないよ。アドレナリンなんて当てにしないで、アルファ波でも出ているうちにさっさとやり終えてしまった方が、精神衛生上どれだけ良かったか知れないのに。どうするつもりなの。これ、今日中に送ってしまわなかったら、出来ませんから期限を延ばして下さいって、そういう書類も送らないといけないんだよ。その分利息も取られるんだよ。何が何でも今日中に出さないと。全くお前さんという人は、どうして過去の経験から学ばないんだろうね。確かこれまでにも二三度当日になってもまだ終わらないで、泣きを入れていた事があっただろう。今日付けの消印貰うのに、夜中も開いてる本局まで行かなくちゃならないっていうのに。あの辺は薄暗いし、夜中は危ないから、そういう事にならないうちにさっさとやってしまいなって、あれほど言って聞かせたのに。お前さんて人は、本当にどうしようもないね。どうするの。 ・・・という様な事を、夜中に自分に言い聞かせています。 こういう時に限って、コーヒー豆を切らしているという、不手際その二。
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