晩飯の後、一時間ほど居眠り。起きたら小腹が空いてたので、柿を剥いて食うことにする。包丁を使っていると、髪を乾かしていた妻が様子を見に来た。何か云いたそうにしてたので、機先を制して「寝起きは柿だ。柿に限る」と断言した。妻は眉をひそめて少し考えた後、「なんやそれ」と云い、自分の取り分を要求するのも忘れて部屋に引っ込んだ。『勝った!』と思った。ま、勝ったからと云って何になるものでもないが。