南盤月記
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2004年10月26日(火) |
キュウリが2本で198円 |
仕事帰りにスーパーで買い物。 地元産のキュウリが2本で198円。 噂どおり、たしかに高い。
「曲がっているキュウリを出荷した生産者に農水省が奨励金を出す」 とかいうニュースを見た。
『それで対策になっているのだろうか?』と漠然と疑問に思う。
このばあい奨励金というのは、大雑把に云えば、包装や運賃の関係でふつうは出荷しない不揃いの野菜をあえて出荷させ、生産者が出し損にならないようコストの一部を補填するというもの。あと未成熟の野菜を前倒し出荷して値が下がった差分を埋めるのもあるらしい(←農水省のページで調べた)。
しかしこの事業、効果の算定がしにくいし、実施面でいろいろ問題がありそう。農家は系統外出荷(農協以外の分、個人的に小売店に出す分とか)では、すでに曲がったキュウリや早穫りしたハクサイを出していて、交付金申請分にはこれら「交付金があろーがなかろーが出荷していた分」が入ってくる可能性がある。逆に不揃い品だけに包装コストが高すぎてちっとくらいの補填では引き合わないというパターンもありそうだ。時期的にもかなり急を要する。とにかくいろいろ難しそう。
もちろん、そういうことがあっても全体として効果が上がれば良いので、文句を云うようなことではないのだけども、実施の手続きとか交付金の単価設定とかで効果に大きな差が出てきそう。
野中
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